それもまた僕にとって真実 ~Hey! Say! JUMP DOME TOUR SENSE or LOVE 東京公演 12月30日 レポ
今回はHey! Say! JUMPドームツアー"SENSE or LOVE"12月30日東京公演についてのレポを書きます!2018年ラスト公演!熱く盛り上がるJUMP、彼らを彩る演出、そして薮くんについて書いていきたいと思います(通常運転)。
セットリスト
- BANGER NIGHT
- Precious Girl
- COSMIC☆HUMAN
- OLE'!
- Journey
- Virtual Butterfly (Hey! Say! 7)
- ガンバレッツゴー! (Hey! Say! 7)
- Bubble Gum (有岡ソロ)
- 条件反射 (伊野尾ソロ、Cho:髙木)
- スンダDance (Hey! Say! BEST)
- 159 (知念ソロ、バックに八乙女、薮)
- Jealous Guy
- 最後のラブソング
- Swinging Days
- キミアトラクション
- Chau#
- マエヲムケ
MC
- 題名のない物語 (髙木ソロ、Piano:伊野尾)
- 流星の詩 (薮ソロ、バックに知念)
- 女王蜂 (JUMPバンド伴奏、Piano:伊野尾 Ba:八乙女 Dr:中島 Gu:薮)
- FLASH
- Dash!
- Do it again (山田ソロ)
- One & One Makes Two
- チョコラタ
- SUPER DELICATE
- 我 I need you
- 明日へのYEEL
- PINK (八乙女ソロ)
- Wating for the rain (中島ソロ)
- TO THE GALAXY
- Tasty U
- 真夜中のシャドーボーイ (Arranged ver.)
- ウィークエンダー
- 真剣SUNSHINE
- Come On A My House
- またこの場所で
AC
- 「ありがとう」~世界のどこにいても~
- We Believe
- You & I
BANGER NIGHT
やっとこの曲で自然体な薮くんを見れた気がする。ガッチガチにカッコつけて、笑顔作るのも好きなんだけれどもこの日の薮くんは違う。カッコつけるにしてもアイドルスマイルにしろフラットめ。2番のサビど頭で本領発揮。薮くんの持てる全てをもうここで出してきた感じ。
BANGER NIGHTの中での好きな振りの一つに、間奏で山田さんが思いっきり横に伸ばした手をストラグルし、それに合わせてほかのメンバーがしゃがんだり立ったりするのがあるのだけれど、そのダンスに合わせてライン状の照明が旋回するという演出が。山田さんがJUMPだけじゃなくて会場も操ってるあの感じはぜひ引きの画で映像化して欲しい。
C☆H
おしりフリフリダンスと銘打ってたのに前を向いて踊る山田さんが斬新すぎた。ライブに来てくれる人にだけ見せる山田さんの隙って幅が振り切ってていい。1番のAメロであんなにかっこよく踊ってた薮くん、自分のパートでやっぱり照れ笑いしちゃうけどすぐ顔作ってた。照れてるっていうか薮担が連日多くてにやけちゃうんだろうな。山田さんのソロパートで両手を広げてジャンプする芸はこの日も健在。
OLE'!
バクステからセンステ、メンステへと行く時花道に沿って一列になるのだけれどその時の最後の3人が光くん、薮くん、有岡さんの順。だけどメンステでラップを披露する二人に合わせて「Come on!」の一音で勢いよく前にジャンプし、自然と光くんと位置を交換してた。こういう時魅せるから薮くんはずるい。なのに最後はとびきりの、いつものふにゃっ、って笑顔のお目目あるバージョン。大罪。
Bubble Gum
12月28日に放送された金曜日のスマイルへを見た後に初めて見る有岡さんのソロ。ゲストのタッキーが滝沢歌舞伎の中で白塗りをやる上でジャニーさんに「準備に15分も主演がいないのは反対だ」と言ったことから舞台上で白塗りをやることになったというエピソードを披露したあとに初めて見る有岡さんのソロ。
踊っているのは有岡さん1人だけれど、アリツアに引き続きスクリーンにはJUMPのほかのメンバーの姿が。JUMPはもうジャニーさんプロデュースから外れているというのに、ジャニーさんが発信し、タッキーが形にしたエンターテインメントの流儀が、JUMPのソロ曲の演出にしっかりと継承されてるのをこの目で見ることが出来た。本当にソロでやっている人もいるが、ほかのメンバーは1人乃至2人引き連れたりしている中で有岡さんが7人をスクリーンに映す形を採ったことにすごく意味がある気がする。どうしてもほかのメンバーがいない時間が多いという問題に、全員が真摯に向き合ったことがひしひしと伝わった瞬間。
スンダDance
この日も条件反射からハートの御三方(有岡、八乙女、薮)を確認出来たのだけれども、何気に何度もしゃがんだり立ったりゆっくりターンしたりしてた……。ちゃんとハートだった……。
髙木さんだけ伊野尾さんのソロ曲に参加したことにハートの御三方が文句を言う場面。「101歩譲って……2人の曲はかっこよかったよぉなあ~?ハートの御二人ぃ?」の101歩っていうワードセンスが抜群すぎた。断末魔級にチョイスがいい。
ワードセンスと言えば……この後条件反射に参加していた2人が生着替えするという場面で着替えている伊野尾さんと髙木さんは「間に合わない間に合わない!!」「スッポンポンだよ!」などと悲鳴をあげるのだけれどちゃんと完成してる、というお決まりのくだりがあるのだけれど、この日はそんな髙木さんに対して光くんが「雄也、余裕やん」とまさかのダジャレを繰り出してた。私は好きなのだけれど会場は失笑でやったか……?と思ったらもう1人堪えきれずに笑った人がいた。「……フフッw」って……やぶひかぁ……(感涙)。
159
「みんなチョロいね」の前の「洋服も~ご飯も~」というコーラスで一緒に踊るやぶひかをそれぞれ知念さんが見て、薮くんは洋服(衣装のジャケット)を広げ、光くんはエアーでご飯やおにぎりを食べるのだけれど、この日は知念さんが光くんの方を向いても薮くん知念さんの方を見たまま斎藤さんだぞ状態のままだった。たしかにこの日の知念さん可愛かったけどそんなに見る……?158とカミングアウトされたあとの薮くんの顔、今回はキテレツ大百科のコロ助みたいな顔。目と口が最大限に開かれてた。
Swinging Days
この日の歌い出しのソロパート、表拍は左手で胸を叩き、裏拍は右手で空中を指さし。これ、毎回変えてるのかなぁ?毎回注目してしまう。
キミアトラクション
山田さん、絶対「症状は深刻そう」ってとこ「ちょうじょう」って歌ってた。山田さん絶好調だなぁ。そんな山田さんが例のセリフを言ったら肩越しに裕翔くんが(*´∀`)って顔になってた。薮くんは「触れたら」のところでカメラ目線が出来なくてキョロキョロしてた。みんな可愛くてみんないい。
Chau#
間奏のfu fu~♪に合わせて薮くんが手をちょこちょこ出てた……(悶絶)
マエヲムケ
Mステのレギュラー放送で2回この曲を披露してたかと思うんだけど、その2回目の時と同じミスを薮くんがしてた。イントロのところでジャケット閉じるタイミング間違える、ってあの例の。でもその時も感じたけれど、表情があっけらかんとしてて「それでも前を向いていこう!」って私まで思えてくる。間奏もそんなミスしたこと、メモを見返すまで忘れさせられるぐらいしなやかに踊ってた。MC前最後の曲なので繋ぎに「~っはい、ということで、」なんてオードリーの春日さんみたいなこともしてて終始笑顔で薮くんを見れちゃった。この日のやぶゆと芸は薮くんが裕翔くんの方に仰け反ってた。
MC
東京 30日 MC
— ちなれむ🥊 (@halayabukun) 2018年12月30日
裕翔くん「今年なんかやり残したことある?」
薮くん「来年やりたいことならあるよ」
JUMP「なになにー?」
薮くん「富士山登りたい」
やり残してるじゃん
この後もしばらく富士山の話。ヲタクにわかりやすく、「エベレストから富士担に担降りしたの(笑)」と話す薮くん。分かって欲しさ全開なのが堪らない。こんなに好きなのにまだ登ったことのない富士山について「みんなと一緒!テレビとかですごい応援してるけれど、ライブには行ったことがない……って感じ」。実にわかりやすいのもそうなんだけど、何よりそこで「みんな」って言ってくれたのが嬉しい。そういう人も薮くんにとって大切なファンなんだよね。
ようやく山田さんが記憶屋の宣伝をしている、その端っこでやぶたかがなんか話してた。MCの次が髙木さんのソロ曲で、途中で捌けてしまうからこのやぶたかの絡みはなんだかんだドームツアーで初めて見た……?そんな念願の恒例の絡みなのに、ずっと見てた伊野尾さんが髙木さんと話し始めた途端、薮くんがすんっ、って山田さんの話に参加し始めてしまった。あぁっ……伊野尾さんいけずな人……まあそのお陰で山田さんが「芳根京子さん、蓮佛美沙子さん、佐々木蔵之介さん……」と共演者の方の名前を挙げる度に右手をぴーん!と伸ばしてぴっ、ぴっ、って指を折って数えてたかんわいい~ところも見れたからよしとしてしまう。
流星の詩
この日初めて気がついたけど、アリツアと衣装が違う。同じ色のファーの付いた白いジャケット。今まで前後曲と同じ衣装でユニット曲に臨んでたからやっと薮くん専用の衣装……!ってなんでそんな念願の出来事今更気がついたんだ……(頭抱)。薮くんのソロ曲に夏服、冬服があることで本当にずっと、ずーっとその人のことを考えているということを想像してしまうと……良い(語彙力)。
(アリツアの薮くんソロ曲の衣装はこちら↓)
もしも3回唱えられたなら~薮くん新ソロ曲「流星の詩」聴いてみた - 鮫が空を泳ぐ時
この日、ブレスが深めで、伸びる音に余裕があった印象。ミュージカルのボイトレの成果かな。終わった後にJUMPの活動に活かせそうって言ったのに、「ハル」が始まる前から自分のものにしてた。
女王蜂
そんな念願の衣装を暗転すると共にすぽーん!と脱ぎ捨て、北風の如く花道を走り抜け、ギターの準備をする……ってところをちゃんと安心して見られるぐらい伊野尾さんのイントロのピアノソロが安定してた。薮くんのアンプの調子も〇。にしても準備する薮くん、「急いでる」っていうか衣装脱ぐところから本当に「準備してる」って感じが全身から出てて仕事人!尊敬!
Dash!!
今までこの曲では光くんか裕翔くんと絡むのが精一杯そうだったのに、この日はバンドメンバー全員と絡んでからステージ下手側へ移動。「君にはさ~」のソロパートでは舌を巻かなかったけど、fu~♪はやってくれた。薮くんの歌だ~。何より自分的ハイライトは28日に上手くいかなかったギターソロが入った日で一番上手くいってたこと!本人は淡々とした表情だったけど右足のつま先が浮いてたから絶対喜んでる。
わなわん
髙木さんが光くんのそばでみんなペンライト持って~!と言う時には全員いるはずなんだけど薮くんだけあれ?いない?と思ったら……ちょっと遅れてちょこちょこ花道横の階段登ってきた。途中C☆Hみたいな腰振りといいそんな可愛さも見せつつ、ソロパートは曲の明るさより歌詞の「sunset 小さな瞳に~」の意味を重視したような、ノスタルジックな歌い方で魅せる。みんなと一緒に盛り上がる曲でも自分を貫く薮くんのスタンスが本当にいい。
Tasty U
この日の「嘘なんてもう要らない」は必死気味。セリフにすると、「嘘なんてもう要らないんだよ……!」、みたいな。「嘘なんてもう要らねぇんだよ!」じゃなくて、「要らないんだよ」。悲壮感も見えた。
真夜中のシャドーボーイ
ドームツアー用にアレンジされたこの曲。山田さん、裕翔くんの「シャドー……」に合わせて着く特攻がすごいのなんの。東京公演では花火も打ち上げられてた。間奏前にほかのメンバーよりも1個多く手の振り入れる熟れた薮くんが特攻に負けてなくて鼻が高かった。
真剣サン
今日の薮くんvsトロッコ、一昨日踊りながら跳ねて乗って転んで懲りたからか踊ってはなかったんだけど跳ねてたしなんならトロッコから降りるときなかなかの高度で飛び降りてた
— ちなれむ🥊 (@halayabukun) 2018年12月30日
踊るか跳ねるかの2択で跳ねるを選ぶ薮くんよ……。
水の入ったボトルをスタッフさんから投げ渡され、片手でキャッチして高速で飲んで渡された時の倍のスピードでリリースしてた。かつて山田さんにちょーだい!とねだって山田さんが飲んだボトルをそのまま飲んでた薮くんはどこへ……。
WL
東京公演にだけ追加されたスパデリとこの曲の踊り方にタメがあった。テンポは合ってるのになんかためてた。もともとそんなにキツそうにも聞こえなかったけれど、最後のフェイクはまだまだ伸ばせそうなぐらい伸びやかだった!
ありせか
アンコール一発目、山田さんが「まだまだ遊びたい人手ぇ挙げて!」と言うとメンバーも手挙げてくれる(感激)けど、薮くんは腕をぴんと伸ばして手直角に曲げてた。独特な手の挙げ方……分かったよ……遊び足りないんだね……。裕翔くんの最後のポーズがDAPUMPさんの「U.S.A」の最後のポーズでメンバー全員がチラチラ見てたのが微笑ましかった。
まとめ
前回の記事でも触れたが、名古屋、東京公演の初日の薮くんは等身大の薮くんだった。なにかに必死になっている薮くんだった。恐らく、年末に抱えたたくさんの仕事の中でスキルアップした自分を見せたかったのだろう。そこに必死になる薮くんあっての、今回の東京公演の、それをやっと形にできた薮くんだと思う。
MCでは話せそうなメンバーに話を振りつつ、自分の話も面白く掘り下げていく。特にここでずっとタイミングを見計らう光くんに話を振るのも、薮くんならではの配慮が伺える。だから光くんも自分から話そうと思えるのだろう。「俺、エピソードトーク苦手だわ…」としょんぼりはしてたけど…。話したがりやな人がMCの役割をするとこんな利点があるのか……。
歌も、絶対に「ボイトレしたんだな」とわかるほど今までと違った。ただでさえ上手いのに、向上心や伸び代もあるからこの先もずっと成長していく予感がするからすごい。
この日の薮くんが、「もっといい自分を見せたい」という気持ちに葛藤していた姿だったのか、それに本当に打ち勝った姿なのかは正直分からない。ただ、多くの薮担がこの日、「薮くんはらしさ全開でぶち抜いていた」のを目撃したのは間違いない。