鮫が空を泳ぐ時

飛行機にはできなくても、貴方はきっとできる。

あわてんぼうのサンタクロース ~薮くん「犬神家の一族」出演

薮くん主演ミュージカル「ハル」制作決定という吉報の解禁からまだ3日経ったばかりの世界にまたとてつもないお知らせが舞い込んできた。2018年12月24日に放送されるNEWS・加藤シゲアキくん主演のスペシャルドラマ「犬神家の一族」に薮くんが出演するという内容だ。今年のクリスマスプレゼントはこちらです!とでも言わんばかりに伝えられたその事実の衝撃ぶりは計り知れない。まさに一週間早いその贈り物こそ凶器。今日はそんな「犬神家の一族」の感想やそれを通しての薮くんについてつらつら徒然書いていきます。




- 衝撃の3連発~情報解禁と場面2つ


原作が好きな私はえ……?配役解禁されてないキャラクターなんていた……?とまずその情報を疑った(酷い)。ニュースをよく読むと原作には無いオリジナルキャラクター・多田浩二役として出演とのこと。薮くんにとって久々な刑事役。雰囲気も出来上がっている作品を脚色されることへの焦燥感より、歴史ある作品にオリジナルキャラクターとして君臨する薮くんへのリスペクト精神が上回った。



迎えたクリスマス・イブ当日。最初のCMまでは「薮宏太」というクレジットが出るだけで提供の後ろの映像にも出てこなかった。やっぱり幻……?と母と疑い(酷い)、迎えたCM明け。あの金田一耕助に扮した先輩をソファに押さえ付ける、薮くん演じる多田さんの姿が!えぇ!金田一シリーズに自担がいる!犬神家の一族に!薮くんが!いる!しかも生瀬勝久さん、梶原善さんと演技してる(白目)。でもこれもニュースで薮くんがコメントしてくれてるんだよな。1週間経ち、放送日当日になって薮くんの今回のお仕事の重大さを実感。



このシーンの薮くん、梶原さん演じる鑑識の藤崎が金田一に捜査情報をリークして生瀬さん演じる橘署長がそれに突っ込むときめちゃくちゃ口尖らせてる金田一に手錠を掛けようと出したりしまったりする所作といい人に見られてることを意識した演技。なんと巧妙な……。



もうひとつ衝撃だったのがこの次に多田さんが出てくるシーン。署長と金田一さんが署長室に入るところ。署長は座るなりお薬飲もうとしてお茶が無いことに気がついて多田さんにお茶!って怒鳴るんだけど、署長と金田一さん入って来る時多田さん、優雅に藤崎さんと自分のお茶飲んでるんだよね署長が薬を飲む場面はこの後もう1回出てくるから多分これは常備薬。てことは多田さんは常にお茶出さなきゃなんだよね。でも自分のだけ用意しちゃってたんだよね(可愛い)。多田さんのドジっぷりを引き出すためにひとつ一連の流れができてるあたり、薮くんはただのバーターじゃないんだなぁ、と……。



- 今までのお仕事が活かされたのかなって場面も


まずは佐智の事件の現場検証のところ。署長の仮説をあっさり金田一さんが論破して多田さんが笑っちゃうんだけどあぁ、ウチの夫の田所くんの時の演技……と思わずドラマ鑑賞中にノスタルジック引き起こされた。演技って水物だと思ってたけど経験も必要なのか。薮くんすごい(語彙力)。



そして佐清の事件について金田一先生が黒板を使って説明する場面。ここで部屋に入って来た時の多田さんのポージングが昭和の奇跡。すぱーん!と堂々の出で立ち。ただ立つ薮くんが画になるのが犬神家でも証明されてしまったような。新人刑事さんならではのエネルギッシュな感じが◎。からの、いざ金田一先生が説明し始めて蓙に座る時は足クロスして内股っていう。署長よりも金田一先生に従順な感じが継続されて徐々に出てくるのが堪らない。にしてもこの座り方まゆゆの写真集の表紙みたいでな……(褒めてる)。



- あの場面にもいてくれた多田さん


前述の今までのお仕事にも絡められるんだけど、現場検証にいたりいなかったりな多田さん、捜査会議ではたくさん情報あげてくれてた。ホワイト・ラボの時にも難儀な専門用語並べてめちゃくちゃセリフ長い、みたいなことあっただろうけど多田さんの場合は山根くんとちょっと違って自分で現場に聞き込みとかしてる訳だから佐智の事件について捜査会議の場面は重厚感があった。他の場面では金田一さんに驚嘆してることが多かったから、ここでは役としても頭に入ってる感じのセリフ回しとかも聞けて重厚感あった。




いてほしかったシーン史上一番ドンピシャに出てくれて興奮したのが金田一先生による謎解きのシーン。最初はいないからあー……ってなって。金田一先生が松子に「会って欲しい方がいるんです」って言うから「あー佐清……」って思ってたら襖を開けて一番最初に出てきたのはなんと多田さん。注目すべきはその後ろにいる佐清なのは分かってるんだけどえ、謎解きのシーンに多田さんを演じる薮くんがいると思わなんだ。えぇ。ずっと後ろで正座して佐清の話聞いてるやん。ずっと見てしまう。でもずっと見てしまうのは序盤だけで佐清の話は割とすぐ聞こえてくる。あんなに溢れ出る存在感を抑えてるのが分かる。



松子の自決シーンにも多田さんの姿を確認。黒木瞳さんと同じ画面に薮くんが映ってるよ……しかもこれドラマだよ……と感動。お医者さんを呼びに行くから一瞬ではあるけれど、この一瞬のシーンを撮るためにかなりの時間をかけているはずと思うと薮くんが犬神家に出られて、こんな素敵な俳優さんの方々とたくさんの時間を過ごせて本当によかったと感慨深い気持ちに。



- まとめ



24日以来、何度も見返してしまう「犬神家の一族」。松子のリアクションの遅さに伏線が貼られてるから見返した時の面白さがあることには初めて見た時から気づけてたということもあるんだけど薮担として見る犬神家も面白い。今回も薮くんの、お仕事への真摯なところとか良い演技だとか、それが制作サイドの需要あってのことだとかに気づける。そして薮くんを応援していく上でこの作品にまた出会えたこと、重要なシーンにも登場していることから、薮くんを応援することにまたロマンなんか感じちゃったり。



17日の情報解禁、24日にJUMPaper更新、そして本放送とたくさんのプレゼントをくれた薮サンタさん。そういえばそんなサンタさんは2017年にSG「White Love」を発売した際、ファンクラブメールに「本当は一人ひとりにプレゼントしたい」「また貸しを作っちゃったね」「いつか返します」と言ってくれていた。返すには1週間早かったし、量も勿体ないほど多い2018年のクリスマスプレゼントだったと思う。

それもまた僕にとって真実 ~Hey! Say! JUMP DOME TOUR SENSE or LOVE 東京公演 12月30日 レポ

今回はHey! Say! JUMPドームツアー"SENSE or LOVE"12月30日東京公演についてのレポを書きます!2018年ラスト公演!熱く盛り上がるJUMP、彼らを彩る演出、そして薮くんについて書いていきたいと思います(通常運転)。




セットリスト

  • BANGER NIGHT
  • Precious Girl
  • COSMIC☆HUMAN
  • OLE'!
  • Journey
  • Virtual Butterfly (Hey! Say! 7)
  • ガンバレッツゴー! (Hey! Say! 7)
  • Bubble Gum (有岡ソロ)
  • 条件反射 (伊野尾ソロ、Cho:髙木)
  • スンダDance (Hey! Say! BEST)
  • 159 (知念ソロ、バックに八乙女、薮)
  • Jealous Guy
  • 最後のラブソング
  • Swinging Days
  • キミアトラクション
  • Chau#
  • マエヲムケ

MC

  • 題名のない物語 (髙木ソロ、Piano:伊野尾)
  • 流星の詩 (薮ソロ、バックに知念)
  • 女王蜂 (JUMPバンド伴奏、Piano:伊野尾 Ba:八乙女 Dr:中島 Gu:薮)
  • FLASH
  • Dash!
  • Do it again (山田ソロ)
  • One & One Makes Two
  • チョコラタ
  • SUPER DELICATE
  • 我 I need you
  • 明日へのYEEL
  • PINK (八乙女ソロ)
  • Wating for the rain (中島ソロ)
  • TO THE GALAXY
  • Tasty U
  • 真夜中のシャドーボーイ (Arranged ver.)
  • ウィークエンダー
  • 真剣SUNSHINE
  • Come On A My House
  • またこの場所で

AC

  • 「ありがとう」~世界のどこにいても~
  • We Believe
  • You & I


BANGER NIGHT


やっとこの曲で自然体な薮くんを見れた気がする。ガッチガチにカッコつけて、笑顔作るのも好きなんだけれどもこの日の薮くんは違う。カッコつけるにしてもアイドルスマイルにしろフラットめ。2番のサビど頭で本領発揮。薮くんの持てる全てをもうここで出してきた感じ。


BANGER NIGHTの中での好きな振りの一つに、間奏で山田さんが思いっきり横に伸ばした手をストラグルし、それに合わせてほかのメンバーがしゃがんだり立ったりするのがあるのだけれど、そのダンスに合わせてライン状の照明が旋回するという演出が。山田さんがJUMPだけじゃなくて会場も操ってるあの感じはぜひ引きの画で映像化して欲しい。


C☆H


おしりフリフリダンスと銘打ってたのに前を向いて踊る山田さんが斬新すぎた。ライブに来てくれる人にだけ見せる山田さんの隙って幅が振り切ってていい。1番のAメロであんなにかっこよく踊ってた薮くん、自分のパートでやっぱり照れ笑いしちゃうけどすぐ顔作ってた。照れてるっていうか薮担が連日多くてにやけちゃうんだろうな。山田さんのソロパートで両手を広げてジャンプする芸はこの日も健在。



OLE'!


バクステからセンステ、メンステへと行く時花道に沿って一列になるのだけれどその時の最後の3人が光くん、薮くん、有岡さんの順。だけどメンステでラップを披露する二人に合わせて「Come on!」の一音で勢いよく前にジャンプし、自然と光くんと位置を交換してた。こういう時魅せるから薮くんはずるい。なのに最後はとびきりの、いつものふにゃっ、って笑顔のお目目あるバージョン。大罪。



Bubble Gum


12月28日に放送された金曜日のスマイルへを見た後に初めて見る有岡さんのソロ。ゲストのタッキーが滝沢歌舞伎の中で白塗りをやる上でジャニーさんに「準備に15分も主演がいないのは反対だ」と言ったことから舞台上で白塗りをやることになったというエピソードを披露したあとに初めて見る有岡さんのソロ。


踊っているのは有岡さん1人だけれど、アリツアに引き続きスクリーンにはJUMPのほかのメンバーの姿が。JUMPはもうジャニーさんプロデュースから外れているというのに、ジャニーさんが発信し、タッキーが形にしたエンターテインメントの流儀が、JUMPのソロ曲の演出にしっかりと継承されてるのをこの目で見ることが出来た。本当にソロでやっている人もいるが、ほかのメンバーは1人乃至2人引き連れたりしている中で有岡さんが7人をスクリーンに映す形を採ったことにすごく意味がある気がする。どうしてもほかのメンバーがいない時間が多いという問題に、全員が真摯に向き合ったことがひしひしと伝わった瞬間。



スンダDance


この日も条件反射からハートの御三方(有岡、八乙女、薮)を確認出来たのだけれども、何気に何度もしゃがんだり立ったりゆっくりターンしたりしてた……。ちゃんとハートだった……。


髙木さんだけ伊野尾さんのソロ曲に参加したことにハートの御三方が文句を言う場面。「101歩譲って……2人の曲はかっこよかったよぉなあ~?ハートの御二人ぃ?」の101歩っていうワードセンスが抜群すぎた。断末魔級にチョイスがいい。


ワードセンスと言えば……この後条件反射に参加していた2人が生着替えするという場面で着替えている伊野尾さんと髙木さんは「間に合わない間に合わない!!」「スッポンポンだよ!」などと悲鳴をあげるのだけれどちゃんと完成してる、というお決まりのくだりがあるのだけれど、この日はそんな髙木さんに対して光くんが「雄也、余裕やん」とまさかのダジャレを繰り出してた。私は好きなのだけれど会場は失笑でやったか……?と思ったらもう1人堪えきれずに笑った人がいた。「……フフッw」って……やぶひかぁ……(感涙)。


159


「みんなチョロいね」の前の「洋服も~ご飯も~」というコーラスで一緒に踊るやぶひかをそれぞれ知念さんが見て、薮くんは洋服(衣装のジャケット)を広げ、光くんはエアーでご飯やおにぎりを食べるのだけれど、この日は知念さんが光くんの方を向いても薮くん知念さんの方を見たまま斎藤さんだぞ状態のままだった。たしかにこの日の知念さん可愛かったけどそんなに見る……?158とカミングアウトされたあとの薮くんの顔、今回はキテレツ大百科コロ助みたいな顔。目と口が最大限に開かれてた。


Swinging Days


この日の歌い出しのソロパート、表拍は左手で胸を叩き、裏拍は右手で空中を指さし。これ、毎回変えてるのかなぁ?毎回注目してしまう。



キミアトラクション


山田さん、絶対「症状は深刻そう」ってとこ「ちょうじょう」って歌ってた。山田さん絶好調だなぁ。そんな山田さんが例のセリフを言ったら肩越しに裕翔くんが(*´∀`)って顔になってた。薮くんは「触れたら」のところでカメラ目線が出来なくてキョロキョロしてた。みんな可愛くてみんないい。



Chau#


間奏のfu fu~♪に合わせて薮くんが手をちょこちょこ出てた……(悶絶)



マエヲムケ


Mステのレギュラー放送で2回この曲を披露してたかと思うんだけど、その2回目の時と同じミスを薮くんがしてた。イントロのところでジャケット閉じるタイミング間違える、ってあの例の。でもその時も感じたけれど、表情があっけらかんとしてて「それでも前を向いていこう!」って私まで思えてくる。間奏もそんなミスしたこと、メモを見返すまで忘れさせられるぐらいしなやかに踊ってた。MC前最後の曲なので繋ぎに「~っはい、ということで、」なんてオードリーの春日さんみたいなこともしてて終始笑顔で薮くんを見れちゃった。この日のやぶゆと芸は薮くんが裕翔くんの方に仰け反ってた。



MC



この後もしばらく富士山の話。ヲタクにわかりやすく、「エベレストから富士担に担降りしたの(笑)」と話す薮くん。分かって欲しさ全開なのが堪らない。こんなに好きなのにまだ登ったことのない富士山について「みんなと一緒!テレビとかですごい応援してるけれど、ライブには行ったことがない……って感じ」。実にわかりやすいのもそうなんだけど、何よりそこで「みんな」って言ってくれたのが嬉しい。そういう人も薮くんにとって大切なファンなんだよね。



ようやく山田さんが記憶屋の宣伝をしている、その端っこでやぶたかがなんか話してた。MCの次が髙木さんのソロ曲で、途中で捌けてしまうからこのやぶたかの絡みはなんだかんだドームツアーで初めて見た……?そんな念願の恒例の絡みなのに、ずっと見てた伊野尾さんが髙木さんと話し始めた途端、薮くんがすんっ、って山田さんの話に参加し始めてしまった。あぁっ……伊野尾さんいけずな人……まあそのお陰で山田さんが「芳根京子さん、蓮佛美沙子さん、佐々木蔵之介さん……」と共演者の方の名前を挙げる度に右手をぴーん!と伸ばしてぴっ、ぴっ、って指を折って数えてたかんわいい~ところも見れたからよしとしてしまう。



流星の詩


この日初めて気がついたけど、アリツアと衣装が違う。同じ色のファーの付いた白いジャケット。今まで前後曲と同じ衣装でユニット曲に臨んでたからやっと薮くん専用の衣装……!ってなんでそんな念願の出来事今更気がついたんだ……(頭抱)。薮くんのソロ曲に夏服、冬服があることで本当にずっと、ずーっとその人のことを考えているということを想像してしまうと……良い(語彙力)。


(アリツアの薮くんソロ曲の衣装はこちら↓)
もしも3回唱えられたなら~薮くん新ソロ曲「流星の詩」聴いてみた - 鮫が空を泳ぐ時


この日、ブレスが深めで、伸びる音に余裕があった印象。ミュージカルのボイトレの成果かな。終わった後にJUMPの活動に活かせそうって言ったのに、「ハル」が始まる前から自分のものにしてた。



女王蜂


そんな念願の衣装を暗転すると共にすぽーん!と脱ぎ捨て、北風の如く花道を走り抜け、ギターの準備をする……ってところをちゃんと安心して見られるぐらい伊野尾さんのイントロのピアノソロが安定してた。薮くんのアンプの調子も〇。にしても準備する薮くん、「急いでる」っていうか衣装脱ぐところから本当に「準備してる」って感じが全身から出てて仕事人!尊敬!



Dash!!


今までこの曲では光くんか裕翔くんと絡むのが精一杯そうだったのに、この日はバンドメンバー全員と絡んでからステージ下手側へ移動。「君にはさ~」のソロパートでは舌を巻かなかったけど、fu~♪はやってくれた。薮くんの歌だ~。何より自分的ハイライトは28日に上手くいかなかったギターソロが入った日で一番上手くいってたこと!本人は淡々とした表情だったけど右足のつま先が浮いてたから絶対喜んでる



わなわん


髙木さんが光くんのそばでみんなペンライト持って~!と言う時には全員いるはずなんだけど薮くんだけあれ?いない?と思ったら……ちょっと遅れてちょこちょこ花道横の階段登ってきた。途中C☆Hみたいな腰振りといいそんな可愛さも見せつつ、ソロパートは曲の明るさより歌詞の「sunset 小さな瞳に~」の意味を重視したような、ノスタルジックな歌い方で魅せる。みんなと一緒に盛り上がる曲でも自分を貫く薮くんのスタンスが本当にいい。



Tasty U


この日の「嘘なんてもう要らない」は必死気味。セリフにすると、「嘘なんてもう要らないんだよ……!」、みたいな。「嘘なんてもう要らねぇんだよ!」じゃなくて、「要らないんだよ」。悲壮感も見えた。



真夜中のシャドーボーイ


ドームツアー用にアレンジされたこの曲。山田さん、裕翔くんの「シャドー……」に合わせて着く特攻がすごいのなんの。東京公演では花火も打ち上げられてた。間奏前にほかのメンバーよりも1個多く手の振り入れる熟れた薮くんが特攻に負けてなくて鼻が高かった。


真剣サン



踊るか跳ねるかの2択で跳ねるを選ぶ薮くんよ……。


水の入ったボトルをスタッフさんから投げ渡され、片手でキャッチして高速で飲んで渡された時の倍のスピードでリリースしてた。かつて山田さんにちょーだい!とねだって山田さんが飲んだボトルをそのまま飲んでた薮くんはどこへ……。


WL


東京公演にだけ追加されたスパデリとこの曲の踊り方にタメがあった。テンポは合ってるのになんかためてた。もともとそんなにキツそうにも聞こえなかったけれど、最後のフェイクはまだまだ伸ばせそうなぐらい伸びやかだった!



ありせか


アンコール一発目、山田さんが「まだまだ遊びたい人手ぇ挙げて!」と言うとメンバーも手挙げてくれる(感激)けど、薮くんは腕をぴんと伸ばして手直角に曲げてた。独特な手の挙げ方……分かったよ……遊び足りないんだね……。裕翔くんの最後のポーズがDAPUMPさんの「U.S.A」の最後のポーズでメンバー全員がチラチラ見てたのが微笑ましかった。




まとめ



前回の記事でも触れたが、名古屋、東京公演の初日の薮くんは等身大の薮くんだった。なにかに必死になっている薮くんだった。恐らく、年末に抱えたたくさんの仕事の中でスキルアップした自分を見せたかったのだろう。そこに必死になる薮くんあっての、今回の東京公演の、それをやっと形にできた薮くんだと思う。


MCでは話せそうなメンバーに話を振りつつ、自分の話も面白く掘り下げていく。特にここでずっとタイミングを見計らう光くんに話を振るのも、薮くんならではの配慮が伺える。だから光くんも自分から話そうと思えるのだろう。「俺、エピソードトーク苦手だわ…」としょんぼりはしてたけど…。話したがりやな人がMCの役割をするとこんな利点があるのか……。


歌も、絶対に「ボイトレしたんだな」とわかるほど今までと違った。ただでさえ上手いのに、向上心や伸び代もあるからこの先もずっと成長していく予感がするからすごい。



この日の薮くんが、「もっといい自分を見せたい」という気持ちに葛藤していた姿だったのか、それに本当に打ち勝った姿なのかは正直分からない。ただ、多くの薮担がこの日、「薮くんはらしさ全開でぶち抜いていた」のを目撃したのは間違いない。

口先だけだとしても たまらなく嬉しくなるから ~Hey! Say! JUMP DOME TOUR SENSE or LOVE 東京公演12月28日レポ


今回はHey! Say! JUMPドームツアー"SENSE or LOVE"の12月28日東京公演に行ってきたのでネタバレを含むレポを書きたいと思います!相変わらず薮くんの話ばかりですが、今回は演出の話多め!名古屋公演と比べつつ視覚的に書いてみます。



セットリスト

  • BANGER NIGHT
  • Precious Girl
  • COSMIC☆HUMAN
  • OLE'!
  • Journey
  • Virtual Butterfly (Hey! Say! 7)
  • ガンバレッツゴー! (Hey! Say! 7)
  • Bubble Gum (有岡ソロ)
  • 条件反射 (伊野尾ソロ、Cho:髙木)
  • スンダDance (Hey! Say! BEST)
  • 159 (知念ソロ、バックに八乙女、薮)
  • Jealous Guy
  • 最後のラブソング
  • Swinging Days
  • キミアトラクション
  • Chau#
  • マエヲムケ

MC

  • 題名のない物語 (髙木ソロ、Piano:伊野尾)
  • 流星の詩 (薮ソロ、バックに知念)
  • 女王蜂 (JUMPバンド伴奏、Piano:伊野尾 Ba:八乙女 Dr:中島 Gu:薮)
  • FLASH
  • Dash!
  • Do it again (山田ソロ)
  • One & One Makes Two
  • チョコラタ
  • SUPER DELICATE
  • 我 I need you
  • 明日へのYEEL
  • PINK (八乙女ソロ)
  • Wating for the rain (中島ソロ)
  • TO THE GALAXY
  • Tasty U
  • 真夜中のシャドーボーイ (Arranged ver.)
  • ウィークエンダー
  • 真剣SUNSHINE
  • Come On A My House
  • またこの場所で

AC

  • 「ありがとう」~世界のどこにいても~
  • We Believe
  • You & I

BANGER NIGHT



1番Bメロの最後に伊野尾さんがセンターで、そこからみんなが集まってきて前にステップを踏む振りで薮くんがタイミングを間違えてた。でもそこから自分のソロパートで明るめの表情を魅せて取り返していってた。2番は帳消しにするかのような勢いでガンガン踊ってた。


Precious Girl


今回センステから八方向に花道が延びているステージ構成となっているのだけれど、そこに各メンバーが踊るこの曲。なんといるメンバーの色に花道が光る!離れ離れの状態で正規の振り付けを踊るので、フォーメーションやタイミングを意識せずにちょっと個性的なダンスが見られる工夫が凝らされていた。そして黄緑の道にいる人、すっごいターンしてた。こういう振りだったんじゃないかってぐらい……。軸といい綺麗だからずっと見てられるのだけれども。


C☆H


さっきあんなにPrecious Girlでターンしてたのにサビでちょっと遅れて思わず二度見。ベスアでも同じところ間違えてたから苦手なのかなぁ。いや、自分のタイミングでターンさせろって人なんだろうなぁって思っておこう。名古屋に引き続き間奏の山田さんのソロで思いっきり手を広げてジャンプ!この薮くん、楽しそうで良きかな。



Journey


この日薮くんのソロパートがCD音源よりもロック調でええっ、そんな贅沢な聞き方していいんですか、チケ代上昇しませんか?ってなった。薮くんがライブで自由に歌うのが好きな人には堪らない歌い方だった。



ガンバレッツゴー


ドームツアーでセトリ入り。センステ自体も8ブロック合って、7のメンバー3人が乗ったところが上がった……と思ったらもう一つ、誰も乗ってはいないけれど上がった……いや、あそこにたしかにもう1人いました。


バズーカでうさぎのぬいぐるみをプレゼントする、DEAR.を彷彿させる演出も。バズーカを持った知念ちゃんの目付きが本当にホームアローン



スンダDance


いつから後ろのハートの御三方はいるのだろう……?と思ったら条件反射の間奏明けからいるんだ。お着替え中に何かが飛んでくるという小ネタがアリツアに引き続きあったのだけれど、入った公演で初めて貝殻が飛んできて頭を抱えた。


紆余曲折を経て歌い出し。薮くんのソロ、左手の指をヒラヒラさせてて歌い方まやっぱりアレンジかかっててうわあ……やっぱりBESTさん良いな……ってなったのに伊野尾さんが歌わないでふざけて全部吹っ飛んだ(最高)。



159


「みんなチョロいね」というパートの前の「洋服も~ご飯も~」というコーラスで今までずっとご飯を食べる振りをしていた光くんがおにぎりを食べてた。2番は食べ終わったからかご飯を召し上がってた。


知念ちゃんが本当は身長158cmとカミングアウトするシーン、薮くんの口はぽっかーん。この表情も好きだなぁ。



Jealous Guy


この日の「止めてしまいたい~」というソロパートの薮くん、本当にその気持ちを止めてしまいたいんだろうなってぐらい切なくて必死な表情だった。でも止められないそんな自分に笑っちゃうかのような、含んだ笑顔で最後のフェイクを歌ってた。オトナ。嫉妬心に掻き乱されてた表情でその気持ちをさらにかき消すかのように激しく踊る裕翔くんにも目を奪われてしまった。



Swinging Days


それでも 苦しいのは 一瞬だけだもんね ~Hey! Say! JUMP DOME TOUR 2018-2019 SENSE or LOVE 12/23名古屋公演 - 鮫が空を泳ぐ時

薮くんの歌い出しのソロ、ここで書いたのと少し違かった。ずっと表拍で右手を拳にして突き上げる感じ。もし毎回変えてるとしたら天才だしもっと入りたくなってしまう。薮担が薮くんしか見てないのわかってる感じが罪。「若葉の時代~」の方のソロ終わりでマイクを投げるかのようにかっこよく下げる、よくやってくれる癖がやっと出てきて安堵。



Chau#


名古屋公演であんないい思い出(前掲記事参照)作ったこの曲で薮くんがモンキーダンスするなんて誰が想像した???????薮くんのモンキーダンス、太鼓の達人のドンちゃんにしか見えないから毎回悶える。



マエヲムケ


メインスクリーンにメインスクリーンが映るようにメンステを映すことでJUMPが後ろに永遠に連なっているように見せる演出。薮くんが出てた滝沢歌舞伎10thにもこんな演出あったなと感慨深い気持ちにさせられた。この演出のときの伊野尾さんの表情が明るくて好き。すごいことやってると自分でもワクワクするんだろうなぁ。そしてまたやぶゆと遊んでた(白目)。この日は裕翔くんが倒れてきて薮くんが前に倒れてしまいそうに。



MC



紅白のお知らせの場面。「(披露)曲も発表されましたね。Ultra Music Power Hey! Say! すぷ、しゅっ、ぷしゅーーーー……」と突如噛んで空気抜ける薮くん。噛むこと自体は珍しくない()けれどお知らせボロボロなイメージは無かったのでちょっと人間味ある薮くんを見てしまった。そのくせハルのお知らせで一緒に出演するジャニーズJr.の七五三掛くんの名前を出す度に声を出すお客さんに対して「これぞ断末魔!」と吐き捨てる辺りは通常運転。



テンションが上がったのか宝塚口調で個人の仕事を宣伝をする山田さんに便乗して有岡さんがポムの樹の話をする場面。やっと有岡さんからポムの樹の話聞けた……と思いきや「ポムの樹行くと大ちゃんの写真とかポスターいっぱいあるよね!」と薮くん。え、薮くんってポムの樹行くの???相当衝撃だったらしくMCはここでメモが途切れてます(土下座)。んまあ甥っ子姪っ子と行くのかな。お姉さんと甥っ子姪っ子をソファ席に座らせて自分だけ椅子席に座らせる、なんて薮くんが目に浮かぶ(※イメージでしかない)……。



題名のない物語


伊野尾さんのピアノも髙木さんの歌もアリツア、名古屋から格段に良くなってた。テンポが早くなることも二人の息が合わなくなることも無かった。いきなりハイクオリティなもの見せられるよりこうやって少しずつ良くなっていく過程を見ていけるのって本当にアイドルのライブの醍醐味な気がする。良い。(語彙力)


流星の詩


もしも3回唱えられたなら~薮くん新ソロ曲「流星の詩」聴いてみた - 鮫が空を泳ぐ時


ここで書いたことに付け足したいようなことに今更気づいたのだけれども、薮くんが知念さんを見るタイミングが決まってる。「いま会いたくて」の部分で初めて知念さんを見るのだ。ファンの人ではなく、会いたい人ではなく、知念さんを見るのだ。全ての照明を落とし、ドームの天井に星を散りばめたかのようなライトを当て、あとは薮くんと知念さんのいるセンステにだけ暗めのスポットライトを当てる。逢いたい人に会えていないから、その人が視界にいないから「会いたくて」と歌う。ここで知念さんを見るということは、照明が真っ暗ということは、薮くんの会いたい人は……と思って聴いてしまったので胸が締め付けられた。



Dash!!


ドームツアーから新たにセトリ入りした曲。この日アリツアからずっと気になってた薮くんのギターのアンプの調子が初めて安定してた。いつも2音ぐらい弾いたあとに不満げな顔でスタッフさんのとこ歩いて行くから女王蜂も「脆弱に生きる蝶じゃない~」を正面向いて歌ってくれた。だからバンドメンバー紹介のギターソロの最後音鳴らなかったの私まで悔しかった……薮くんのギターに生まれたならなんとかなってくれ……(涙)。



ウィークエンダー


ラスサビは真横に延びる花道の三塁側にいる薮くん。跳ねながら煽りながら踊るという秀逸な芸を披露してた。割と遠くにいるお客さんも薮くんやばくない……?みたいな目で見始める。でも当の本人と三塁側のお客さんは本当に楽しそうに踊ってた。この曲ってだけで盛り上がるのに必死になって煽る薮くんが印象的。



真剣SUNSHINE


ロッコに乗ってバクステへ移動する道中、薮くんはずっと跳ねながら正規の踊りを繰り広げてた。誰も振りやってないのに踊ってた。危ない……と思いながら見てたらバクステに着く直前にロッコ上で転倒。しかも踊っててトロッコにタオル置いてくるの忘れたらしく、タオル持ったままトロッコ降りていってた。ものすごくかっこよくスタッフさんに向かって下投げでタオル返却してたけど一部始終見てた私は笑いを堪えるのに必死だった。だ……ダs…………大好物です。



まとめ



まだ書ききれていないが、PGの花道の演出といい、ドームツアーならではの演出が多く施されていてアリーナツアーに行った人もさらに楽しめるようになっている。もっと大きなことをやらなきゃいけないプレッシャーの中でとんでもないエンターテインメントを見せつけられるのは実力だと思う。モンスターグループを応援してたんだな……(震え声)。



名古屋に引き続き、等身大の薮くんを見れた公演だった。今までの薮くんだったらアイドルだから!とでも言うかのように、ミスをしても俺間違ってねーし!みたいな(言い方)顔だったり素振りを見せるのだけれど、今回は喜怒哀楽が零れてたような。特に前半戦。


だからこそこの日の「流星の詩」は切なかった。アイドルは中国語で「偶像」と表現される。でもこの日見た薮くんは間違いなく人間味に溢れていた。偶像なんかじゃなかった。ずっとそう思ってはいたけれど、この日はそう強く意識した。そんな意識の中で、「ずっと ずっと僕は 君のこと 愛しているから」という美声が鳴り響くのだ。心に来ないわけが無い。

それでも 苦しいのは 一瞬だけだもんね ~Hey! Say! JUMP DOME TOUR 2018-2019 SENSE or LOVE 12/23名古屋公演


今回はHey! Say! JUMPドームツアーSENSE or LOVE名古屋公演に行ってきたのでネタバレを含むレポを書きたいと思います。過去史上最高に内容が薮くんだらけなので他担さんつまんなかったらごめんなさい(スライディング土下座)。



セットリスト

  • BANGER NIGHT
  • Precious Girl
  • COSMIC☆HUMAN
  • OLE'!
  • Journey
  • Virtual Butterfly (Hey! Say! 7)
  • ガンバレッツゴー! (Hey! Say! 7)
  • Bubble Gum (有岡ソロ)
  • 条件反射 (伊野尾ソロ、Cho:髙木)
  • スンダDance (Hey! Say! BEST)
  • 159 (知念ソロ、バックに八乙女、薮)
  • Jealous Guy
  • 最後のラブソング
  • Swinging Days
  • キミアトラクション
  • Chau#
  • マエヲムケ

MC

  • 題名のない物語 (髙木ソロ、Piano:伊野尾)
  • 流星の詩 (薮ソロ、バックに知念)
  • 女王蜂 (JUMPバンド伴奏、Piano:伊野尾 Ba:八乙女 Dr:中島 Gu:薮)
  • FLASH
  • Dash!
  • Do it again (山田ソロ)
  • One & One Makes Two
  • チョコラタ
  • School Girl
  • 我 I need you
  • 明日へのYEEL
  • PINK (八乙女ソロ)
  • Wating for the rain (中島ソロ)
  • TO THE GALAXY
  • Tasty U
  • 真夜中のシャドーボーイ (Arranged ver.)
  • ウィークエンダー
  • 真剣SUNSHINE
  • Come On A My House
  • またこの場所で

AC

  • 「ありがとう」~世界のどこにいても~
  • We Believe
  • You & I


BN


PV、アリツアと2番まで披露される際は薮くんが「起こすsensation 描くnonfiction」の部分で何をやるかが楽しみなのだけれど、今回はただ立っているだけという斬新なポージングだった。あの立ち姿は絶対自分がかっこいいことを知ってなきゃ成立しない。ずるい。でも最初の曲でこれをやるってことは薮くんなりの自分に自信をつける方法なのかもとか思ったり思わなかったり。「常識など破り捨て」のとこで薮くんが含み笑いしたのもよかったな……

今回のドームツアーに入るの初めてなので演出にも触れるとなると、2番サビで薮くんの「全開 ぶち抜いてく Banger Night」を合図に花道の両サイドから火花が飛び散るってのが色んな意味でアツい。薮くんのパートが合図って。"Banger"の意味にもかかってるこの演出が個人的に堪らない。



Precious Girl




これはこの曲の終わりの話。本当にリトラの質問道場で「本日1番鋭い質問をしたのはどなたですか?」に選ばれた時のえ?俺?って顔だった(感涙)。そのあとにあ、どーも……って感じに照れ笑いするからいつからそんな隙見せてくれるようになったんだ(泣)と思いつつ次の曲の爆音の中でめちゃくちゃ笑ってしまってた。


C☆H



これはこの曲(笑)。しかも山田さんのソロは「帰りたくなる場所がある」っていうむちゃくちゃ大事なところ(爆笑)。バクステ側のスタンドの皆様に向かって手をバーンと広げてた。最後のポーズは最近やるピースじゃなくてそのまま仰け反る感じ。よほどPGの最後恥ずかしかったんだろうなぁ。動じない山田さんが流石すぎました。


159


知念さんが158ってカミングアウトした後にやぶひかが崩れるとこ、今のところこの日の薮くんの顔が優勝。どちゃくそ笑顔だった。あとラストでやぶひかが後ろ向いてポーズ取るのだけれどなぜか光くんと違うポーズ取ってた。光くんは右手だけ挙げてるのに薮くんは万歳。両手広げるのプチブレイクしてたのかな。



Jealous Guy


いつもの親指を口元に当てるセクシーなポーズがまさかの封印。それどころかなんかPrecious Girlの最後をまだ引きずってるのかなってぐらい照れくさそうだった。でもキメるとこキメてて新しいJealous Guyが見れた。嫉妬してる自分に笑っちゃう感じの薮くんがオトナで切ない。ちなみに山田さんと髙木さんのJealous Guyが嫉妬心むき出しで曲のイメージぴったりすぎて当方はこちらも好み(知らん)。



最後のラブソング


うわあああ~ですよね!!!って選曲。ドームで救われたか……!ずっと1列で並んで踊るので前曲に引き続いて恋に翻弄される8人が見える見える。セトリの位置がバッチリすぎてそのストーリー性に酔いしれた。


やっぱりこういう曲に強いのは髙木さん。翻弄されてるのを楽しんじゃってる感じ。あとこの曲の裕翔くんのダンス好きだなぁ。薮くんは音ハメが緩くてそう来たかあ~……と頭を抱えました。好き(結局)。


曲の最後に髙木さんが薮くんの肩に手をかけたので「!?普段だったら逆では!?」と脳内で大混乱をきたしてた。不意打ちのよく見ないパターンのやぶたかは心臓に悪い。



Swinging Days


歌い出しのソロの「僕の胸の中」で裏拍を取りながら胸を叩き、「信号は緑」でこれまた裏拍で拳を可愛くあげる薮くん。でも可愛いというよりかはお茶目というか、楽しそうというか。フロートに向かってリズム取りながら歩いてることも相まってSwinging Daysって曲を楽しんでる感じ。この曲のソロパートは全部伸びやかで、歌う曲としてはお気に入りなのかなぁという印象。



Chau#



これがこの時。一塁側だったので薮くんがフロートで1周しかけるところで本当に薮担が多かったから薮くんの嬉しさも一入そうだった。一難去ってまた一興というスケジュールの中であの景色を薮くんに見せられたこと、薮担として加われて自己満ではあるけど嬉しかったし、何より一瞬俯くものだから薮くんの隙を見てしまった気がした。


マエヲムケ


イントロかな、ジャケットプレイがこの曲の推しどころだと思うんだけど、そのジャケットを薮くんだけシャカシャカしてた。揃った動きもすごいけれど、あそこであれをやる薮くんもズルい。


間奏の山田さんのソロで薮くんが裕翔くんに寄りかかって遊んでた。この日はどんどん右横に傾いていくのを裕翔くんが抱き抱えていた。欅坂のアンビバレントみたいなんだよな……(笑)。



MC


ゲーム名伏せてるのに一発でスマブラと分かる話題に。有岡さんが「薮くんが使ってるキャラクターが女の子なんだよね」と口を開くと「強いからね」なんてさらりと薮くんがかわすかと思ったら有岡さんはすかさず応戦。「薮くん、ゲームやってると……そのキャラの気持ちになっちゃうのかな?ちょっと攻撃受けると『きゃあーっ♡』って女の子の声が出ちゃうんですよ(笑)」という暴露話が!これは薮くん恥ずかしいだろ~?と思ったら「それは長いバージョンで、ちょっとだけやられると『きゃっ♡』って(笑)」なんて短いバージョンと長いのも披露して自分でトークを掘り下げてたからびっくり。プライドは無いのか……


知念さんってずっと少年期だよねという話。そこからの過程に少年期があると言いたいのか、光くんが「アウストラロピテクスから始まって……」と発言。「光がアウストラロピテクス知ってると思わなかった」と薮くん。やぶひか(白目)。しかし「それ以外は知らない」らしい光くん。JUMPみんなでなんだっけ?と言っていると「原始人♪人間♪」とどこからか美声が。きょとんとしている他のメンバーを差し置いて「西川貴教消臭力♪」と歌い続ける薮くんの姿が!裕翔くんが「SUITSのCM全部これなの!!」と薮担ぶり発揮してなかったら薮くんの歌が1曲増えてチケット代が上昇するところだった。危ない。



流星の詩


安定感抜群。としか言えない(アリツアから感想に成長がない)。



School Girl


まさかのドームでセトリ入り!やっと聞けた~!って人が多いからか歓声もすごかった。大サビの「痩せたいと~」の部分などみんなが飛ぶときにやっぱり一人だけしゃがむ薮くん。楽しいからやるのか、目立ちたいからやるのか……smartからの謎が未だ解明されない。


いつも一番最初の振りでやぶいののどちらかが上手くいかないことが多いのだけれどこの日は上手くいったからか、伊野尾さんの表情に安堵感が溢れていた。


Tasty U


こちらもまさかのドームでセトリ入り。振りもDEAR.の時と違ってかなり見応え抜群!サビで立つ人と座る人がいた部分が全員しゃがむ振り付けになっていて、あの時そういう振りだったのはこういうことか、と山田担じゃない私も感動。


最後の「嘘なんてもう要らない」の薮くん、あのカッコつける薮くんだった。隙を見せたあとにアイドルな薮くんを見てしまい、こんなに薮くんを堪能していいのか……と罪の意識すら浮かんだ。




真剣SUNSHINE



この曲の圭人くんのソロパートを薮くんが担っているのだけれど、ほかの人が圭人くんパートを歌うよりも圭人くん感がなかった。というのも薮くんはそういうところが、特に歌においてはある。圭人くんに対して全力でぶつかる、居場所が無いかもと圭人くんを焦らせるようなことをすることで圭人くんを激励しているのだ。圭人担じゃないのに、そんな薮くんを見て圭人くんを想ってしまった。




まとめ


やっぱりChau#の一件が印象深い。H.our Timeの薮くんのソロパートで「私もそう薮くんに思ってるよ」と言う薮担が多く、そして私も思っていたこともあって薮くんと薮担の関係をもっと好きになれた。ライブはそりゃ提供されるもので、楽しいものだけれど、どこか薮くんを、JUMPを自分からも笑顔に出来ないだろうかと思っていた。それをやっと叶えられたような……自己満かもしれないけれど、そう感じる。



今年の12月は平成最後のクリスマスと年越しがあるということもあり、薮くんの好きなバンドが次々と豪華なライブを予定している。私たちは仕事を頑張ってもJUMPに会えるけれど、犬神家を撮り終わり、ミュージカル「ハル」と紅白、ジャニーズカウントダウンライブの準備を進めながらドームツアーをこなす、同じくライブを提供する側でもある薮くんはそういかない。だからこそHey! Say! JUMPのライブをどこにも負けないぐらい楽しいライブにしたい、そのために私も楽しむ気持ちを忘れずにいたい。そんなことを再認識したライブだった。



師走だけに、薮くんが必死に走り抜けたこの日々が、実りのあるものになることをただひたすら願う。

ハルが来てぼくら ~薮くん主演ミュージカル「ハル」制作決定

冗談抜きで薮担が「早く薮くんにミュージカルを!」と言わない日は無かった。必ず一日のどこかで薮担の誰かがボソッと呟いていた。私も心のどこかでずっとそう思っていたからか、今回のお知らせを聞いて喜べた。



2018年12年14日、そんな薮担の念願叶って薮宏太単独主演ミュージカル「ハル」の制作が決定された。薮くんにとっては「SHE LOVES ME」以来10年振りのミュージカルだという。薮くんが演じるのは病を乗り越えるも、閉鎖的な環境で育ったからか周囲に溶け込めない高校生・石坂ハル。ある少女に勧められてボクシングと出会い、ハルが自身の人生を自分で切り拓いていく、というストーリー。



関西テレビ放送開局60周年記念ミュージカル「ハル」 | イベント | 関西テレビ放送 カンテレ




こちらの公式サイトに寄せられている薮くんのコメントでハルについて、「自分と似ている部分もあるかもしれない」と書かれている。「理屈っぽく現実を見る」ところを挙げているけれど、女の子と話してるうちにボクシングに興味を持っちゃう、なんて部分もちょっと好奇心旺盛でどこか人の興味を惹こうとしたがりな薮くんっぽい。自分に近い存在をどう演じるのかもかなり挑戦どころのように思える。



そして「ハル」は日本のミュージカル作品では珍しい完全オリジナル作品。成功した際のさらなる可能性を無限に秘めている。その分、薮くんのプレッシャーも相当なものだろう。会場のキャパシティも薮くんが単独で出演してきた舞台の中ではトップクラスである。



そんな勝手な心配を余所に、薮くんはもう先を見据えている。

ボイストレーニングもスタートしているのですが、普段の歌とはのどの使い方や表現の仕方も違うので、終わったあとでHey! Say! JUMPの活動にも活かせるのではないかと思っています。


ほかのJUMPのメンバーが個人で仕事をし、グループでの活動に還元していく姿を見てきた薮くんが、今度は還元する側の人間になる。たくさんの人が期待を寄せる中、初めて挑むことが多く混在する環境の中で薮くんは自分と向き合い、グループのことまで考えている。人のことまで考えられる心の器の広さはその場の長に必要不可欠、今回主演を務める薮くんはもうそれを心得ている。



制作のお知らせが来たということは、企画がボツになってしまわないほどボクシングシーンとボイストレーニングが上手くいっているのだろう。中学、高校の体育ですぐ骨折していた薮くんが、タッキーと北山くんと皇居周辺をランニングした後に肉離れしてしまっていた薮くんが、仕事とは言えボクシングという求められる物が多いスポーツによる第一の関門をくぐり抜けたのは並のことではないと思う。



ミュージカル「ハル」が決まったと言うだけで薮くんのことを想ったり、薮くんの魅力、変化について考えられる。もし目の前で演技を見られたら、もっとたくさんのことを考えるだろう。そして、今もこうしているあいだに準備をし、演じる側である薮くんは、観る人以上に充実した経験をもう得ているだろうし、これからも得ていくのだろう。



奇しくも情報解禁のこの日、ふたご座流星群の見頃がピークを迎えた。薮くんにミュージカルをやって欲しいという願いごとが叶った今、「ハル」が無事千穐楽を迎えられることを祈りたい。

もしも3回唱えられたなら~薮くん新ソロ曲「流星の詩」聴いてみた

2018年8月22日に発売されたHey! Say! JUMPのアルバム『SENSE or LOVE』にグループ史上初となるメンバーによるソロ曲が収録された。今回はその中から薮宏太くんの『流星の詩』を歌詞だけでなく各媒体で繰り広げられた薮くんのこの曲に対する思いを参考にしたりCDと実際のライブでの歌唱を聴き比べるなどして、この曲を通しての薮くんの魅力をできるだけまとめたい。


とは言ってもまずは聞いて欲しいのが本音だけどどうしても声に出して言いたい薮くんの素敵なところが聴けば聴くほど出てくるのでつらつらと書いていくことにする。


  • 曲調

王道のミディアムバラード、と言いたくなる感じのテンポに少し暗めなメロディが乗る。イントロはアコースティックギターの音で始まる。そこに最初に加わるのは他の楽器の音かと思いきや、薮くんの声。

逢いたいのさ


その後にようやくビートを刻むパーカッション系の音、ピアノ、バイオリンなどの弦楽器、電子音が歌っている人の気持ちが膨らんでいくかのように加わっていく。その膨らんだ気持ちのまま、音を連れてAメロは繰り広げられる。


(彩りを)解き放て

(温もりを)思い出す


各Bメロ終わりで少し他の音が止まり、また薮くんの声で歌われるこの歌詞から新たなフレーズが始まり、そこから一気にサビへと入る。


サビでは母音を意識して子音を優しく歌ういつもの薮くんの歌い方がソロ曲だからか強調されている。先述のBメロ終わりで一気に声が抑えられるので1番のA、Bメロよりも声量をかなり感じられる。また抑えるのか、と思うと2番の始まりはその熱量のまま薮くんは歌い直す。他の音との兼ね合いだけでなく、薮くん自身の声量との駆け引きでさらに曲の主人公の気持ちが高揚していく様子が鮮明に表現されていく。


ずっと ずっと 僕は 君のこと
愛してるから


本来歌において「い」の母音は強調するとひらべったく聞こえるので抑えて歌うべきだけれどここと各サビの薮くんはわざと強調して「い」が母音にくる文字を歌っているのではないかというぐらい際立って聞こえてくる。多分、言葉や歌詞を大切に歌おうとした結果だと思う。ここの何がすごいかというと、全然ひらべったくなく自然に聞こえてくるところ。


最後の大サビは薮くんの声にまた別の薮くんの声が重なる贅沢な時間。サビの歌詞を歌う薮くんも違うメロディを歌う薮くんも声量がすごいのに力んでなくて可能な限りずっと聴いていたいほど心地よい。


全体的に薮くんの声だけ、或いはそこにギターかもしくはピアノが加わる、という箇所が随所にあって薮くんの歌声が如何に信頼されてるかや曲の芯として成り立つものとされてるのかがこの曲で証明且つ堪能できる…とんでもない人を自担にしてしまった……(白目)。

  • 歌詞


今回のソロ曲は作詞ではなくあくまで薮くんがこの言葉が欲しいとリクエストという形で歌詞が書かれたという。そのため薮くんの大好きな宇宙、天文、星にまつわるワードが多く散りばめられてる。


でも普段言葉を大切にする薮くんらしいフレーズもちらほらある。

君が流した 星の雫
胸に溶けていくよ


恐らくの意味である涙、と言わないのが普段ネガティブな言葉を使わないことを心がけている薮くんならではの言い回し……って本当に作詞してないの?ええ?となる。


また、直接的にネガティブな言葉のあとには必ずポジティブな意味を持つ歌詞がきている。

儚い想いは 何度でも 僕が受け止めよう
君の悲しみを 共に越えていこう


過去に薮くんは雑誌で度々この歌詞のようなことを言っていた。2016年4月号のWINK UPで「弱音を吐かない女の子に何か言うとしたら?」というのをポーズで表現する企画で片手を差し伸べて「もう大丈夫だよって言う」「僕が全部受け止めるから、って意味」と答えている。また、先日発売されたDUET2018年10月号では「寂しそうな女の子を見た時どう思う?」という質問に対してほかのメンバーが口々に言う中、薮くんは「そう思わせたら謝ると思う」と回答している。そんな薮くんだからこそ歌えるフレーズ、それがまさにここだ。


それと当方が気になったのは「逢いたい」と「会いたい」、2つの同音異義語の使い分けだ。

「会いたい」と囁いた 彗星の願い
夢の中でも逢いたくて


聴いているだけだと分からないけれど「会いたい」と「逢いたい」が歌詞中に混在している。何か意図があるのならぜひ探りたいと思った私は中学生以来〇年ぶりに漢字辞典を開いた



自分でもここまでやる……?と思ったけどやった甲斐がありました。やっぱり「会いたい」と「逢いたい」で意味が違うらしい。


「会う」は人と人が会う、顔を合わせるという意味の他に「謝恩会」や「送別会」などに使われるようにたくさんの人に会う、という意味で使われる。その人と日時を決めて会う、という場合もこちらが正しいなど広く使われている。


一方「逢う」は両方から会いたいと思って、来て、出会うことを意味するらしい。「会いたい」と自分も相手も囁くことで、初めて彗星の願いは叶うという。自分も相手も「会いたい」と思うことで見ることのできた夢の中で薮くんは「逢いたい」のだ。自分が「会いたい」ということとはまた別に、それ以上に、相手にも「会いたい」と思ってもらうことを強く望んでいるのだ。



歌詞を見る限りこの歌に出てくる主人公と君の2人は両思いだけれども主人公の方は「会いたい」と思っててほしいと考えてしまうほど「相手に好きでいてもらっている自分」に自信を持てていない。この曲の切なさはここに込められている気がする。



そしてよく考えて聞いたらこれってライブのこと…?と思う節が多々ある。


遠い銀河で 瞳見つめ合えたら始まるストーリー


よくライブ会場で暗転した際、ペンライトの明かりだけが付いている景色を見ると星空みたいに見えることがある。その中で薮くんに見つけてもらえたファンの人…そんなふうにもこの歌詞は捉えられる。薮くんも同じようにペンライトの景色を感じていたのだろうか……。だったらいいな論。


また、もしライブのことを話しているのだとしたら「会いたい」の日時を決めて会うという意味にも適う。「逢いたい」に関してはもう、ただのロマンである(白目)。


  • 『流星の詩』について語る薮くん


ツアーグッズであるパンフレットでは過去に何度もJUMPの曲を作詞してきたが今回は歌詞を書かなかった理由について言及している。

ソロで自分の考えにとらわれ過ぎるのは違う気がして、今回は自分で歌詞を書かずに作詞家さんにお願いしました


アルバムにはJUMPのメンバーで歌う曲、他のメンバーのソロ曲も収録されている。それらとのバランスを見たりここで主張しすぎないあたり、デビューしてから培った統率力というのも感じる。



また、曲に関しては

純粋に歌いたい曲を歌わせてもらいました。(中略)まずは一つの曲として成立させることを優先したかった。今回みたいなマイナーコードのミディアムバラードって(中略)寂しい曲になりがちで。でも、あえて希望が持てるような歌詞にしたんだよね。切ない音にポジティブな詞をのせることで影が見える、そのバランスも面白いと


夜中に突然家を飛び出してミスチルを聴くような人だ、センチな曲に自分の悩みだとかを昇華しないとやっていけない時もあるのだろう。そういうことが誰にでもあることを薮くんは知っていてくれているのだろう。自分だけ、と腐らず前を向こうとしてくれること、そしてその機会を、ミディアムバラードで寄り添いつつ今度は与える側になってくれたこと、また私は薮くんに感謝することが増えた。


パンフレット内で気になった部分がもう1箇所ある。

人の気持ちに寄り添うことをより大事にするようになりました。(中略)ただ、めちゃくちゃ疲れて、2倍はぐったりするのがデメリットだけど(笑)。きっと、アーティストならこれを曲にするんだろうな

この言葉の裏を返せば薮くんは自分がアイドルであるこを自覚しているという意味にも捉えられる。新しいアイドル像を創る力は薮くんにあるのではとも思いつつ、「恋愛は御法度であるアイドルが歌う『流星の詩』を恋愛対象に成り得ない、してはいけないファンが聴く」という構図により込められた切なさがより一層引き立てられ、この曲が曲として成り立つのだと痛感させる発言だ。薮くんは満点のアイドルで、それを貫こうとするすごい人だ。


  • ライブで魅せた『流星の詩』


過去のユニット曲同様に前後曲の衣装で登場した薮くん。でもルーズな白いシャツに黒地のパンツとシンプルな服装がまたこの曲に合う。薮くんのためだけに作られた衣装で歌うことも望んだが薮くんは飾らなくても薮くんで、その存在感を存分に発揮できることを再確認できたから◎。


くるくる回るセンステを、ファンの方の方向を向いて歩き回りながら歌う薮くん。その姿はまさに誰か大切な人を探しているようでグッと切なくなる。知念さんがそばでコンテンポラリーとリリックダンスを混ぜたようなダンスを踊ってくれることによって双方が捉える歌詞の切なさをより感じとれる。今回のセンステは矢印魂のようにブロック状に上下移動もするのでたまに階段になった道を薮くんが上ったり下ったりすることでその歩数の距離すら必死に逢いたいと思っての行動に見える。


歌い方としてはCD音源以上に子音をタメていて特にnが際立っていた。このことによって格助詞「の」や「に」がハッキリ聞こえてくるため主語と目的語や述語の、言葉による関係性が伝わってくる。そこまで意識してたかは分からないしここまでくると自分でも難しく捉えすぎというか考えすぎかなとも思うけれど、そんな感じに聞こえたサビの2行はやはり薮くんの成せる業という印象が強い。


曲中度々立ち止まることはあったけれど、大サビの途中で歩みを止め、両手でマイクを持ち、頭を乱しながら歌う"I love you"は鳥肌モノだった。もうこればかりは今までのように言葉にできない。最も、メモは元々ぐるぐる、n、I love youのみだったのだが。


  • 終わりに

10年を超えるグループなら、もっと決定的な個性や強みをもっていなきゃいけないし、グループのクオリティーもより上げなきゃいけない。だから、11年目はもう1段階成長した自分たちを体現したいなって

俺以外の誰もできないことを探していきたいし、やっていきたいよね

パンフレット、1万字インタビューでこう言う薮くんのソロ曲が『流星の詩』でよかったなー…、と。JUMP全体のバランスを俯瞰して見て出来た曲であっても、自分が作詞した訳では無い曲であっても、薮くんは薮くんらしさを出せる人なのだと気づけた。薮くんが大事にしたい個性を、また確立する瞬間に出会えた。



正直なところ、今の薮くんにはもう充分すぎるほどにこの上ない幸せをもらっていると感じられることの方が最近は多い。Hey! Say! JUMPのレギュラー番組・いただきハイジャンプ(フジテレビ系列)では春からロケに行くだけではなく進行役を務めることになり、同じく隔週レギュラー番組であるリトルトーキョーライフ(テレビ東京系列)で歴史をテーマにする回では遂に薮くんの歴史好きが高じて甲冑を着用するようになった。しかも胴、小手、脛当てとパーツが増えていく仕組みだ。同じJUMPのメンバー・八乙女光くんと伊野尾慧くんがDJを担当するらじらー!サタデーに今年だけでも3回出演している。今年6月16日土曜日はいたジャンで薮くんがロケ担当回、らじらーに出演、さらに日刊スポーツの企画「サタジャニ」にも載り、正真正銘のウィークエンダーとなった。滝沢電波城にも2週に渡って出演、裕翔くんと男性向けファッション誌のMEN'S NON-NOにも載るなど今年は薮くんの名前を目にすることがコンスタントにあったように感じられる。何より薮担にとって嬉しかったことは、薮くんのサッカー好きが高じて審判4級の資格を取ったこと、常連となりつつあるWOWOWクラシコ特番に出演したことが挙げられるだろう。


しかしながらこのセクションの出だしで引用した薮くんの言葉を見返す限り、薮くんは常に上を目指していることがわかる。甲冑を着れば「まだ兜は貰えてないんですけど」と言う。進行役をやれば「もっとすぐに良い言葉が浮かぶようになりたい」と言う。サッカー審判員4級を取れば「3級も取りたい」と言う。自分が「会いたい」と思っている人に「会いたい」と思ってもらうことを望む人の気持ちに寄り添った歌を堂々と歌う。「自分を好きでいてくれる人のために歌もダンスもお芝居も上手くなりたい」とライブをやりきった後の挨拶で言ってくれる。薮くんは今以上の自分になることに対してすごく貪欲な人なのだ。そんな素敵な人に想われている気分になれる曲が『流星の詩』なのだ。



今の素敵な薮くんから、今以上に素敵になった薮くんに、私も逢いたい。

夜風に消える灯火~薮くんに演じて欲しい役について vol.2

酷暑が度々顔を出すものの読書の秋も感じられる今日この頃、先日読んだ本が余りにも面白いだけでなく、もし日本で実写化するならぜひとも薮くんに主人公を……!と思う作品だったので今回はそちらの本を紹介しつつなぜ薮くんがいいのか、そのポイントと魅力についてまとめたい。

  • 作品紹介

アメリカの作家・レイ・ブラッドベリの『華氏451度』である。今よりも遥か未来、本の所持が禁止され、思想が制御されていくことで現代を生きる我々からみればどこか冷たい人たちが溢れる世界での話。主人公のモンターグはその本を片っ端から燃やす昇火士という職業に就き、本がこの世から消えるとはどういうことなのかを考えずに任務を楽しんですらいた。ある日クラリスという想像力豊かな少女と出会うことでモンターグの日常は変わっていくーーーそんなストーリーである。


1953年に書かれたものでジャンルはSF。ライトさすら感じるテンポ感と本の禁止によって思考力が制御されていった人間の有様という内容の重厚感のコントラストがはっきりしていてページを捲る手は止まらないのに何か心にずっしりとしたものが来る作品である。300Pも無いのでそんなに時間をかけずに読めるだろうし中規模以上の書店には必ず置いてあり、なんなら画像部分をクリックするとAmazonに飛べるのでどこの回し者だというツッコミはさておき以下で触れる内容でネタバレを避けたいのならまず手に取って頂きたい。




ここからは本の内容と薮くんに関することを照らし合わせながらまだ見ぬ「薮宏太演じるモンターグ」をプレゼンしていきたい。



- 見えない炎との演技


先述の通りストーリーの中の世界では本は燃やされるので火事の場面が多く登場する。もし舞台ならばステージで火気は禁物なので布に風を当ててそこに赤い証明を照らし、演者の方々に熱がる演技をしてもらうなどすることで火は演出される。映画でも近年は発達したCG技術を使って撮影されることの方が多いらしい。ここで私が思い出したのは薮くんが2015年の春に出演した舞台『滝沢歌舞伎』での滝沢組曲の1つ、「IKUSA」という演目だ。


この演目の中であまり長い時間ではないかもしれないが、座長のタッキー、共にメインキャストを務めるKis-My-Ft2の北山くんと共にSnow Manら他のキャストが演じる炎に迫られるという危機的状況の中という設定で演技を繰り広げている。先程説明したように赤い照明を使って、という場面でも薮くんは熱がるということを巧みに演じている。手を翳し、目を細め、それでも目力を放ち、そして汗をかいている。第一部、滝沢歌舞伎の場面、第二部の義経といった演技が主となるこれらの演目を合わせても薮くんが汗をかいているのはこの演技のこの一瞬だけなのだ。


話を本の内容に戻すとおそらく炎は幾度となく登場するが、それを煙たがったり熱がるという描写は無い。最初のシーンこそ本が燃えることでモンターグは興奮するという様だ。手を翳したりすることも無ければ目は大きく見開かれているだろう。だが、本来常温水のスプレーで演出されるはずの汗を演技のときならば制御できる薮くんならこういうシーンも大丈夫なのではと信じて止まない。



- 思考力を得ていく過程の演技



この物語での見どころの一つに最初は何も考えずに本を燃やしていたモンターグが自分のしていたことを過ちとみなし、そこから人間らしさ、考えることの重大さとそれは本によって賄われると気づく過程とその結果がもたらした行動だ。


ここで思い出すことは2つだ。1つは常日頃本を読む薮くんのことである。2018年2月に発売された雑誌『BRUTUS』で今学びたいことは何ですか?という質問で薮くんは「速読」と答えていた。この質問はほかの雑誌でもされ、そこでも同じように薮くんは答えているが、「物語が分かってないといけない小説とかではなかなか出来ないけどね」とも言っている。「今は池井戸潤さんの『陸王』を読んでる」ともこの作品のドラマ化が決定した頃に発言していた。新書も小説も選り好みすることなく読み、その読み方にもこだわりや向上心をみせる、本を大切にする薮くんなら本を読まないことで人がどうなるのかということは安易に想像出来るだろう。



もう一方は最近の、対人間の際の薮くんのことだ。これまた雑誌で薮くんは「自分と違う意見を持っている人に興味を持つことで相手のことをより理解できるようになった」と発言している。この姿こそ、まさしくモンターグがクラリスの話を初めて会ったときから聞いてしまった心情の奥深くにある部分なのだ。モンターグは物語が進むに連れてこの部分が開けてくるが、薮くんは表立ってこういうことができるようになったと言えるほどにこの気持ちが確立してるのだ。引き出すことができるなら、しまうこともできる。この気持ちとその過程を理解できて初めてモンターグに近づける。薮くんはもうモンターグに近い存在なのだ。



- この作品が伝えたいこと


じつはこの作品を題材とした卒業論文を自分のゼミの先輩が書いていた。その先輩は現代の読書離れとそれによるモラル意識の低下、つまり人間が本を読まなくなることやメディアのレベルが低下することで人間が考えることを止めてしまうのではないかということ、それがこの作品の伝えたいことだと指摘していた。


普段演じる人や作る人たちが自分たちのように実際に本を読んで自分なりに物語の核心に触れるのか、それとも自分たちが目指すような文学者の人たちが論じてることを読んで正確に伝えたいことにアプローチするのか、あるいは他に方法があるのかは分からない。ただ、薮くんならこの作品が伝えたいことに触れたとき、このことを問題視してくれると信じられる。本を読み、人の気持ちを考えられる薮くんなら、人間が考えることをやめてしまったらどうなるのかと考え、危機を感じてくれるとこの作品を託せる気がするのだ。そして、これだけ人間らしさに溢れた薮くんの視点でのこの本の解釈も気になるし、投影してほしい。


- 最後に


拙い文章ながらも薮くんの演技と性格における良いところをこの作品を通して少しでも発信できたら、そしてこの本を読んでくれる人がいたら、と密かに思う。これが現実になって、そうでなくとも薮くんの手にこの本が取られるようなことがあれば、それは必ずや演技にしても人としても、薮くんの得るものは本当に多いだろう。薮くんの演技がまた見られる日が来るのも嬉しいが、薮くんの人生が実り多い日々であれたら、そんな日々を送れるお手伝いが少しでもできたらと、今回はこの本を紹介した次第である。