鮫が空を泳ぐ時

飛行機にはできなくても、貴方はきっとできる。

もしやぶ~もしも薮くんが主演舞台であの作品をやったら


先日お題箱なるものを流行にのっかってやってみたところ、こんな投稿がございまして。



え…薮くん主演舞台を私が…?プロデュース…?とすっかり舞い上がってどうしても少ない文字数では書けない…薮と戸塚で舞台やりたいって言ってたからやらせる…?いや2人はセルフプロデュースさせた方が絶対楽しい…うーんすぐにお答えできない…悔しい…という思いをこめてこの回答(投稿者様本当にすみません。そしてありがとうございました!)。



というわけで今回は薮くん主演舞台を全力で、申し訳ないほど完全に私の趣味嗜好でしかない、でも無い頭フル活用してヲタク向けにプロデュースしたいと思います…!


  • 会場


どこでやろうかなと考えた時に真っ先に浮かんだ東京グローブ座を今回の会場と想定させて頂きます。NEWSの加藤シゲアキくんが最近『グリーンマイル』を演じていたのもここです。度々楽しいレポが流れてくるKAT-TUN・中丸くんの舞台もここ(笑)。



概要↓

  • 最寄り駅:新大久保(JR山手線・総武線)より徒歩10分
  • キャパシティ:703席(内1階席平土間が305席、ギャラリー148席、2階150席、3階100席)
  • ロビー休憩スペース有


当方が最後に現場として行ったのはトニセンさんのTTT。そのときは平土間(ライブ現場でいうアリーナ)でしたが遠過ぎもせず、観劇のときによくやりがちな「近すぎてよく分からなかった、楽しめなかった」、みたいなのは感じませんでした。全く席に拘らないヲタク(苦笑)なので天井席で長野くんが出演した「フォーエバー・プライド」を見ましたがスケールはどこの席でもよく感じ取れる印象です。他の大きな劇場だと舞台に近い席と遠い席の人で感想が違うときがあるんですがグローブ座では経験したことない!


ただ、本場のグローブ座さながら縦に大きいので高所恐怖症の友達が「見始めたら気にならないけど3階席だと始まるまでが怖い」と身震いしてました。該当される方は御留意ください。



FPのときは会場中が同じタイミングで同じ空気になるのを肌で感じられるぐらい一体感があったのできっと薮担さんが多いであろう現場でそれを作りたいです…いや、あれを超えたい…!


  • 演目


せっかくの薮くんの舞台だから薮くんがしたり顔で「こういうの待ってたろ?」って言ってくれそうな、薮担さんの見たい薮くんが見られる内容にしたい…!という発想になったので早速「薮くん 舞台 見たい」とヤブー!JAPAN…ではなくTwitterで検索(笑)。



本っ当にざっくりとまとめ、且つ他担さんにもウケそうな部分に絞った結果、

  1. 舞台で歌う薮くんが観たい
  2. 薮くんの性格や特徴に合ったキャラクターを演じてる薮くんが観たい


とこんな感じに。



前者は言わずもがな、なんならミュージカルやろうよ!みたいな意見中心でいいねこそ押さなかったものの心では魂の16連射ぐらいはしちゃってたかもしれません。


後者はまとめちゃったものをバラして一つ一つ見ていくと「俺様な薮くんが見たい」「ひたすら喋ってるところが見たい」「皮肉ってるところが見たい」など、薮担さんの中で具体的にこの人を薮くんに演じて欲しいキャラクターが決まっている、って感じの内容です。〇〇役やって!みたいなのも含めるとものすごくキリのない、壮大な要望でした(褒めてる)。


そしてここで私の「薮くんにはタイトルなら誰でも知ってるって感じのコテコテの英米文学作品やって欲しい」というワガママを取り入れたくなります。横文字の役名が似合う薮くんでいて欲しい!そんな私の願いは先程の2つの条件が内容に含まれてる作品を見つければ満たされるのでオリジナルではなく原作があるスタイルの舞台にシフトします。


今まで読んできた本をひっくり返したりこのお題を機として気になってた本を買っては読んで…を繰り返した挙句、結局実家にあったこの本が条件に合ってるかもと思いました。


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)


サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』という題でも親しまれています。読んだことは無いけど聞いたことはあるという方も多いと勝手に思っています。


主人公のホールデンが学校を退学させられそうになるタイミングで同じ寮室の子と揉め事になるところから物語は始まります。このときホールデンは不貞腐れてるんですけどその原因の一つにフットボールの試合が見られないのもあるんです。サッカー見れなくて不貞腐れる薮くん見たくないですか…?(無理強い)


何よりタイトルの『ライ麦畑でつかまえて』はホールデンが歌う歌のフレーズです。そう、歌う薮くんが見られます。まあこれにも壮大なオチがあるんですけどね…私はここの薮くんがすごく見たい。


語り手も主人公と同じ人物が務めるのですが、その文体は叙文からかなりかけ離れた、砕けた話し言葉になってるのがこの本の特徴です。そう、感覚としては主人公がずっと喋りっぱなしの物語。退学させられそうになるぐらい問題児ではあるホールデンですが、それは自分が持つ批判的で多様な考えと知識が強いからこそ。ホールデンの知識の需要性はさておいても博識なところは薮くんと似ていると思えます。もちろん薮くんと決定的に違う部分もホールデンにはあるのでどう演じるのか、多くの方が注目すること間違いなしです。条件が2つ揃ったところで次のお題。これがまたむつかしい…。


  • キャスト


誰と、と共演者の人も…とのことなのでこちらも考えたいと!

でも考えた結果思いつきませんでした。様々な登場人物かいますが出ずっぱりなのはホールデンだけなので落語みたいに一人でずっと話してるのも面白いんじゃ?が結論です。


ホールデンには妹がいるんですが、そこを一人でやるとなるとてやんでぇ口調の薮くんと女の子口調な薮くんがいっぺんに見れてしまうんですね。見たくないですか?いっぺんに見られるのに値段1公演分ですよ?こういう売り文句ヲタクさんは弱いですよね?私だったら見に行くけどなぁ。


本当にどこかでとっつー出れないかなぁ!とかエレベーターボーイの役が毎回違うジャニタレなんて面白くない?とか本当に結構考えたんですけどいやとっつーの出演時間短いんじゃ…ガチャはダメじゃ…と頭から岡山弁が抜けなくなったのでこちらを採用(またたくさん本読んで「〇〇役は薮くん、△△は誰々」ってあったら紹介します…精進します)。にしても…ずっと一人で喋ってる薮くん見たくないですか?(無理強い)(3回目)

  • 所感

薮くん一人の負担は多いけれど、きっと薮くんの「今まで」が出し切れると思うし、「これから」に繋がるはず。まず舞台よりも映画向けのこの作品をあえて舞台にする時点で色んな人が見に来るんじゃとおい学生、それは浅はかじゃぁないか?などと石投げられるかもしれない覚悟でお話してます。



話題性はあるしそれをカバーするヲタクの需要もかなり考慮した……つもりです。こんなないものねだりの割にはぼんやりとした案は案のままになってもいいけど薮くんの舞台は見たい~!ストレートプレイもミュージカルもばっちこーい!!