鮫が空を泳ぐ時

飛行機にはできなくても、貴方はきっとできる。

もしも3回唱えられたなら~薮くん新ソロ曲「流星の詩」聴いてみた

2018年8月22日に発売されたHey! Say! JUMPのアルバム『SENSE or LOVE』にグループ史上初となるメンバーによるソロ曲が収録された。今回はその中から薮宏太くんの『流星の詩』を歌詞だけでなく各媒体で繰り広げられた薮くんのこの曲に対する思いを参考にしたりCDと実際のライブでの歌唱を聴き比べるなどして、この曲を通しての薮くんの魅力をできるだけまとめたい。


とは言ってもまずは聞いて欲しいのが本音だけどどうしても声に出して言いたい薮くんの素敵なところが聴けば聴くほど出てくるのでつらつらと書いていくことにする。


  • 曲調

王道のミディアムバラード、と言いたくなる感じのテンポに少し暗めなメロディが乗る。イントロはアコースティックギターの音で始まる。そこに最初に加わるのは他の楽器の音かと思いきや、薮くんの声。

逢いたいのさ


その後にようやくビートを刻むパーカッション系の音、ピアノ、バイオリンなどの弦楽器、電子音が歌っている人の気持ちが膨らんでいくかのように加わっていく。その膨らんだ気持ちのまま、音を連れてAメロは繰り広げられる。


(彩りを)解き放て

(温もりを)思い出す


各Bメロ終わりで少し他の音が止まり、また薮くんの声で歌われるこの歌詞から新たなフレーズが始まり、そこから一気にサビへと入る。


サビでは母音を意識して子音を優しく歌ういつもの薮くんの歌い方がソロ曲だからか強調されている。先述のBメロ終わりで一気に声が抑えられるので1番のA、Bメロよりも声量をかなり感じられる。また抑えるのか、と思うと2番の始まりはその熱量のまま薮くんは歌い直す。他の音との兼ね合いだけでなく、薮くん自身の声量との駆け引きでさらに曲の主人公の気持ちが高揚していく様子が鮮明に表現されていく。


ずっと ずっと 僕は 君のこと
愛してるから


本来歌において「い」の母音は強調するとひらべったく聞こえるので抑えて歌うべきだけれどここと各サビの薮くんはわざと強調して「い」が母音にくる文字を歌っているのではないかというぐらい際立って聞こえてくる。多分、言葉や歌詞を大切に歌おうとした結果だと思う。ここの何がすごいかというと、全然ひらべったくなく自然に聞こえてくるところ。


最後の大サビは薮くんの声にまた別の薮くんの声が重なる贅沢な時間。サビの歌詞を歌う薮くんも違うメロディを歌う薮くんも声量がすごいのに力んでなくて可能な限りずっと聴いていたいほど心地よい。


全体的に薮くんの声だけ、或いはそこにギターかもしくはピアノが加わる、という箇所が随所にあって薮くんの歌声が如何に信頼されてるかや曲の芯として成り立つものとされてるのかがこの曲で証明且つ堪能できる…とんでもない人を自担にしてしまった……(白目)。

  • 歌詞


今回のソロ曲は作詞ではなくあくまで薮くんがこの言葉が欲しいとリクエストという形で歌詞が書かれたという。そのため薮くんの大好きな宇宙、天文、星にまつわるワードが多く散りばめられてる。


でも普段言葉を大切にする薮くんらしいフレーズもちらほらある。

君が流した 星の雫
胸に溶けていくよ


恐らくの意味である涙、と言わないのが普段ネガティブな言葉を使わないことを心がけている薮くんならではの言い回し……って本当に作詞してないの?ええ?となる。


また、直接的にネガティブな言葉のあとには必ずポジティブな意味を持つ歌詞がきている。

儚い想いは 何度でも 僕が受け止めよう
君の悲しみを 共に越えていこう


過去に薮くんは雑誌で度々この歌詞のようなことを言っていた。2016年4月号のWINK UPで「弱音を吐かない女の子に何か言うとしたら?」というのをポーズで表現する企画で片手を差し伸べて「もう大丈夫だよって言う」「僕が全部受け止めるから、って意味」と答えている。また、先日発売されたDUET2018年10月号では「寂しそうな女の子を見た時どう思う?」という質問に対してほかのメンバーが口々に言う中、薮くんは「そう思わせたら謝ると思う」と回答している。そんな薮くんだからこそ歌えるフレーズ、それがまさにここだ。


それと当方が気になったのは「逢いたい」と「会いたい」、2つの同音異義語の使い分けだ。

「会いたい」と囁いた 彗星の願い
夢の中でも逢いたくて


聴いているだけだと分からないけれど「会いたい」と「逢いたい」が歌詞中に混在している。何か意図があるのならぜひ探りたいと思った私は中学生以来〇年ぶりに漢字辞典を開いた



自分でもここまでやる……?と思ったけどやった甲斐がありました。やっぱり「会いたい」と「逢いたい」で意味が違うらしい。


「会う」は人と人が会う、顔を合わせるという意味の他に「謝恩会」や「送別会」などに使われるようにたくさんの人に会う、という意味で使われる。その人と日時を決めて会う、という場合もこちらが正しいなど広く使われている。


一方「逢う」は両方から会いたいと思って、来て、出会うことを意味するらしい。「会いたい」と自分も相手も囁くことで、初めて彗星の願いは叶うという。自分も相手も「会いたい」と思うことで見ることのできた夢の中で薮くんは「逢いたい」のだ。自分が「会いたい」ということとはまた別に、それ以上に、相手にも「会いたい」と思ってもらうことを強く望んでいるのだ。



歌詞を見る限りこの歌に出てくる主人公と君の2人は両思いだけれども主人公の方は「会いたい」と思っててほしいと考えてしまうほど「相手に好きでいてもらっている自分」に自信を持てていない。この曲の切なさはここに込められている気がする。



そしてよく考えて聞いたらこれってライブのこと…?と思う節が多々ある。


遠い銀河で 瞳見つめ合えたら始まるストーリー


よくライブ会場で暗転した際、ペンライトの明かりだけが付いている景色を見ると星空みたいに見えることがある。その中で薮くんに見つけてもらえたファンの人…そんなふうにもこの歌詞は捉えられる。薮くんも同じようにペンライトの景色を感じていたのだろうか……。だったらいいな論。


また、もしライブのことを話しているのだとしたら「会いたい」の日時を決めて会うという意味にも適う。「逢いたい」に関してはもう、ただのロマンである(白目)。


  • 『流星の詩』について語る薮くん


ツアーグッズであるパンフレットでは過去に何度もJUMPの曲を作詞してきたが今回は歌詞を書かなかった理由について言及している。

ソロで自分の考えにとらわれ過ぎるのは違う気がして、今回は自分で歌詞を書かずに作詞家さんにお願いしました


アルバムにはJUMPのメンバーで歌う曲、他のメンバーのソロ曲も収録されている。それらとのバランスを見たりここで主張しすぎないあたり、デビューしてから培った統率力というのも感じる。



また、曲に関しては

純粋に歌いたい曲を歌わせてもらいました。(中略)まずは一つの曲として成立させることを優先したかった。今回みたいなマイナーコードのミディアムバラードって(中略)寂しい曲になりがちで。でも、あえて希望が持てるような歌詞にしたんだよね。切ない音にポジティブな詞をのせることで影が見える、そのバランスも面白いと


夜中に突然家を飛び出してミスチルを聴くような人だ、センチな曲に自分の悩みだとかを昇華しないとやっていけない時もあるのだろう。そういうことが誰にでもあることを薮くんは知っていてくれているのだろう。自分だけ、と腐らず前を向こうとしてくれること、そしてその機会を、ミディアムバラードで寄り添いつつ今度は与える側になってくれたこと、また私は薮くんに感謝することが増えた。


パンフレット内で気になった部分がもう1箇所ある。

人の気持ちに寄り添うことをより大事にするようになりました。(中略)ただ、めちゃくちゃ疲れて、2倍はぐったりするのがデメリットだけど(笑)。きっと、アーティストならこれを曲にするんだろうな

この言葉の裏を返せば薮くんは自分がアイドルであるこを自覚しているという意味にも捉えられる。新しいアイドル像を創る力は薮くんにあるのではとも思いつつ、「恋愛は御法度であるアイドルが歌う『流星の詩』を恋愛対象に成り得ない、してはいけないファンが聴く」という構図により込められた切なさがより一層引き立てられ、この曲が曲として成り立つのだと痛感させる発言だ。薮くんは満点のアイドルで、それを貫こうとするすごい人だ。


  • ライブで魅せた『流星の詩』


過去のユニット曲同様に前後曲の衣装で登場した薮くん。でもルーズな白いシャツに黒地のパンツとシンプルな服装がまたこの曲に合う。薮くんのためだけに作られた衣装で歌うことも望んだが薮くんは飾らなくても薮くんで、その存在感を存分に発揮できることを再確認できたから◎。


くるくる回るセンステを、ファンの方の方向を向いて歩き回りながら歌う薮くん。その姿はまさに誰か大切な人を探しているようでグッと切なくなる。知念さんがそばでコンテンポラリーとリリックダンスを混ぜたようなダンスを踊ってくれることによって双方が捉える歌詞の切なさをより感じとれる。今回のセンステは矢印魂のようにブロック状に上下移動もするのでたまに階段になった道を薮くんが上ったり下ったりすることでその歩数の距離すら必死に逢いたいと思っての行動に見える。


歌い方としてはCD音源以上に子音をタメていて特にnが際立っていた。このことによって格助詞「の」や「に」がハッキリ聞こえてくるため主語と目的語や述語の、言葉による関係性が伝わってくる。そこまで意識してたかは分からないしここまでくると自分でも難しく捉えすぎというか考えすぎかなとも思うけれど、そんな感じに聞こえたサビの2行はやはり薮くんの成せる業という印象が強い。


曲中度々立ち止まることはあったけれど、大サビの途中で歩みを止め、両手でマイクを持ち、頭を乱しながら歌う"I love you"は鳥肌モノだった。もうこればかりは今までのように言葉にできない。最も、メモは元々ぐるぐる、n、I love youのみだったのだが。


  • 終わりに

10年を超えるグループなら、もっと決定的な個性や強みをもっていなきゃいけないし、グループのクオリティーもより上げなきゃいけない。だから、11年目はもう1段階成長した自分たちを体現したいなって

俺以外の誰もできないことを探していきたいし、やっていきたいよね

パンフレット、1万字インタビューでこう言う薮くんのソロ曲が『流星の詩』でよかったなー…、と。JUMP全体のバランスを俯瞰して見て出来た曲であっても、自分が作詞した訳では無い曲であっても、薮くんは薮くんらしさを出せる人なのだと気づけた。薮くんが大事にしたい個性を、また確立する瞬間に出会えた。



正直なところ、今の薮くんにはもう充分すぎるほどにこの上ない幸せをもらっていると感じられることの方が最近は多い。Hey! Say! JUMPのレギュラー番組・いただきハイジャンプ(フジテレビ系列)では春からロケに行くだけではなく進行役を務めることになり、同じく隔週レギュラー番組であるリトルトーキョーライフ(テレビ東京系列)で歴史をテーマにする回では遂に薮くんの歴史好きが高じて甲冑を着用するようになった。しかも胴、小手、脛当てとパーツが増えていく仕組みだ。同じJUMPのメンバー・八乙女光くんと伊野尾慧くんがDJを担当するらじらー!サタデーに今年だけでも3回出演している。今年6月16日土曜日はいたジャンで薮くんがロケ担当回、らじらーに出演、さらに日刊スポーツの企画「サタジャニ」にも載り、正真正銘のウィークエンダーとなった。滝沢電波城にも2週に渡って出演、裕翔くんと男性向けファッション誌のMEN'S NON-NOにも載るなど今年は薮くんの名前を目にすることがコンスタントにあったように感じられる。何より薮担にとって嬉しかったことは、薮くんのサッカー好きが高じて審判4級の資格を取ったこと、常連となりつつあるWOWOWクラシコ特番に出演したことが挙げられるだろう。


しかしながらこのセクションの出だしで引用した薮くんの言葉を見返す限り、薮くんは常に上を目指していることがわかる。甲冑を着れば「まだ兜は貰えてないんですけど」と言う。進行役をやれば「もっとすぐに良い言葉が浮かぶようになりたい」と言う。サッカー審判員4級を取れば「3級も取りたい」と言う。自分が「会いたい」と思っている人に「会いたい」と思ってもらうことを望む人の気持ちに寄り添った歌を堂々と歌う。「自分を好きでいてくれる人のために歌もダンスもお芝居も上手くなりたい」とライブをやりきった後の挨拶で言ってくれる。薮くんは今以上の自分になることに対してすごく貪欲な人なのだ。そんな素敵な人に想われている気分になれる曲が『流星の詩』なのだ。



今の素敵な薮くんから、今以上に素敵になった薮くんに、私も逢いたい。

夜風に消える灯火~薮くんに演じて欲しい役について vol.2

酷暑が度々顔を出すものの読書の秋も感じられる今日この頃、先日読んだ本が余りにも面白いだけでなく、もし日本で実写化するならぜひとも薮くんに主人公を……!と思う作品だったので今回はそちらの本を紹介しつつなぜ薮くんがいいのか、そのポイントと魅力についてまとめたい。

  • 作品紹介

アメリカの作家・レイ・ブラッドベリの『華氏451度』である。今よりも遥か未来、本の所持が禁止され、思想が制御されていくことで現代を生きる我々からみればどこか冷たい人たちが溢れる世界での話。主人公のモンターグはその本を片っ端から燃やす昇火士という職業に就き、本がこの世から消えるとはどういうことなのかを考えずに任務を楽しんですらいた。ある日クラリスという想像力豊かな少女と出会うことでモンターグの日常は変わっていくーーーそんなストーリーである。


1953年に書かれたものでジャンルはSF。ライトさすら感じるテンポ感と本の禁止によって思考力が制御されていった人間の有様という内容の重厚感のコントラストがはっきりしていてページを捲る手は止まらないのに何か心にずっしりとしたものが来る作品である。300Pも無いのでそんなに時間をかけずに読めるだろうし中規模以上の書店には必ず置いてあり、なんなら画像部分をクリックするとAmazonに飛べるのでどこの回し者だというツッコミはさておき以下で触れる内容でネタバレを避けたいのならまず手に取って頂きたい。




ここからは本の内容と薮くんに関することを照らし合わせながらまだ見ぬ「薮宏太演じるモンターグ」をプレゼンしていきたい。



- 見えない炎との演技


先述の通りストーリーの中の世界では本は燃やされるので火事の場面が多く登場する。もし舞台ならばステージで火気は禁物なので布に風を当ててそこに赤い証明を照らし、演者の方々に熱がる演技をしてもらうなどすることで火は演出される。映画でも近年は発達したCG技術を使って撮影されることの方が多いらしい。ここで私が思い出したのは薮くんが2015年の春に出演した舞台『滝沢歌舞伎』での滝沢組曲の1つ、「IKUSA」という演目だ。


この演目の中であまり長い時間ではないかもしれないが、座長のタッキー、共にメインキャストを務めるKis-My-Ft2の北山くんと共にSnow Manら他のキャストが演じる炎に迫られるという危機的状況の中という設定で演技を繰り広げている。先程説明したように赤い照明を使って、という場面でも薮くんは熱がるということを巧みに演じている。手を翳し、目を細め、それでも目力を放ち、そして汗をかいている。第一部、滝沢歌舞伎の場面、第二部の義経といった演技が主となるこれらの演目を合わせても薮くんが汗をかいているのはこの演技のこの一瞬だけなのだ。


話を本の内容に戻すとおそらく炎は幾度となく登場するが、それを煙たがったり熱がるという描写は無い。最初のシーンこそ本が燃えることでモンターグは興奮するという様だ。手を翳したりすることも無ければ目は大きく見開かれているだろう。だが、本来常温水のスプレーで演出されるはずの汗を演技のときならば制御できる薮くんならこういうシーンも大丈夫なのではと信じて止まない。



- 思考力を得ていく過程の演技



この物語での見どころの一つに最初は何も考えずに本を燃やしていたモンターグが自分のしていたことを過ちとみなし、そこから人間らしさ、考えることの重大さとそれは本によって賄われると気づく過程とその結果がもたらした行動だ。


ここで思い出すことは2つだ。1つは常日頃本を読む薮くんのことである。2018年2月に発売された雑誌『BRUTUS』で今学びたいことは何ですか?という質問で薮くんは「速読」と答えていた。この質問はほかの雑誌でもされ、そこでも同じように薮くんは答えているが、「物語が分かってないといけない小説とかではなかなか出来ないけどね」とも言っている。「今は池井戸潤さんの『陸王』を読んでる」ともこの作品のドラマ化が決定した頃に発言していた。新書も小説も選り好みすることなく読み、その読み方にもこだわりや向上心をみせる、本を大切にする薮くんなら本を読まないことで人がどうなるのかということは安易に想像出来るだろう。



もう一方は最近の、対人間の際の薮くんのことだ。これまた雑誌で薮くんは「自分と違う意見を持っている人に興味を持つことで相手のことをより理解できるようになった」と発言している。この姿こそ、まさしくモンターグがクラリスの話を初めて会ったときから聞いてしまった心情の奥深くにある部分なのだ。モンターグは物語が進むに連れてこの部分が開けてくるが、薮くんは表立ってこういうことができるようになったと言えるほどにこの気持ちが確立してるのだ。引き出すことができるなら、しまうこともできる。この気持ちとその過程を理解できて初めてモンターグに近づける。薮くんはもうモンターグに近い存在なのだ。



- この作品が伝えたいこと


じつはこの作品を題材とした卒業論文を自分のゼミの先輩が書いていた。その先輩は現代の読書離れとそれによるモラル意識の低下、つまり人間が本を読まなくなることやメディアのレベルが低下することで人間が考えることを止めてしまうのではないかということ、それがこの作品の伝えたいことだと指摘していた。


普段演じる人や作る人たちが自分たちのように実際に本を読んで自分なりに物語の核心に触れるのか、それとも自分たちが目指すような文学者の人たちが論じてることを読んで正確に伝えたいことにアプローチするのか、あるいは他に方法があるのかは分からない。ただ、薮くんならこの作品が伝えたいことに触れたとき、このことを問題視してくれると信じられる。本を読み、人の気持ちを考えられる薮くんなら、人間が考えることをやめてしまったらどうなるのかと考え、危機を感じてくれるとこの作品を託せる気がするのだ。そして、これだけ人間らしさに溢れた薮くんの視点でのこの本の解釈も気になるし、投影してほしい。


- 最後に


拙い文章ながらも薮くんの演技と性格における良いところをこの作品を通して少しでも発信できたら、そしてこの本を読んでくれる人がいたら、と密かに思う。これが現実になって、そうでなくとも薮くんの手にこの本が取られるようなことがあれば、それは必ずや演技にしても人としても、薮くんの得るものは本当に多いだろう。薮くんの演技がまた見られる日が来るのも嬉しいが、薮くんの人生が実り多い日々であれたら、そんな日々を送れるお手伝いが少しでもできたらと、今回はこの本を紹介した次第である。

どんな悲観論者も恋をして変わる~Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2018 SENSE or LOVE 真駒内公演 9/23 1部

今回のブログはHey! Say! JUMP アリーナツアー SENSE or LOVE(以下それぞれの頭文字からSoL)の真駒内公演について書きます!私が入ったのは9月23日1部公演です。関東勢なので夜の便だと最後まで見られないだろうし実は次の日から新学期なので泊まるわけにもいかず……しかも前日は所要があったので前乗りもできず……(成田空港付近のホテルには泊まった)。かなり切羽詰まった感じだったけれど乗り切れました、体力のある方はれっつとらい。



それでは相変わらず薮くん中心(土下座)の本文。


まずはセットリスト


BANGER NIGHT
Precious Girl
OLE'!
Journey

Virtual butterfly(Hey! Say! 7)
Bubble Gum(有岡ソロ)
条件反射(伊野尾ソロ:髙木出演)
スンダDance(Hey! Say! BEST)
159(知念ソロ:薮、八乙女出演)

Jealous Guy
one & one makes two
Swinging Days
キミアトラクション
マエヲムケ

MC

題名の無い物語(髙木ソロ:伊野尾ピアノ伴奏)
流星の詩(薮ソロ:知念出演)

女王蜂(次曲までJUMPバンド演奏:八乙女ベース、中島ドラム、伊野尾ピアノ、薮ギター)
FLASH
チョコラタ
我 I Need You
明日へのYELL

Do it again(山田ソロ)
PINK(八乙女ソロ)
Wating for the rain(中島ソロ)

TO THE GALAXY
Dance the Night Away
White Love
ウィークエンダー
真剣SUNSHINE
COSMIC☆HUMAN
またこの場所で

[AC]
ありがとう ~世界のどこにいても~
We Believe
You&I


ではでは個人的ハイライト。



OP映像



指を鳴らしたりドラムを叩いたり、コップを動かしたりハンドルを握ったり……今回のOP映像はまさかのまさかのJUMPによるストンプ。いきなりZIPPO持たされる薮さんに殺されかける。髙木さんのバスケットボールも光くんのハンドルも好きなんだけど……ZIPPO……(白目)


BANGER NIGHT


メンステではなくセンステで始まります。このブロックの山田さんのお衣装の背面にイギリス国旗がデザインされててグッときた私、すぐ圭人くんと結びつける。UKから日本、そしてNYへ。元気かなぁ。


2番の薮くんのソロパート終わりにセンステ周りに火花が飛び散り続ける演出。DEAR.ドーム公演のときのRWMでずっとセンステが回り続けているのに薮くんが正面に来たところでストップする、とかこう、薮くんがステージをも回すみたいな演出が好きな私には堪らない仕掛けだった。ちなみに知念さんのラスサビ前のパート後にも噴火、知念さんの表情本当にかっこよかった…。



OLE'!

最初の並びで隣になるやぶたかが何やら話してるし裕翔くんも薮くんと目を合わせてました。たしかにアイコンタクトしやすい曲。やぶひかが肩寄せてあーはいはいやぶひか……と思ってたら薮くんが光くんの背中をぽん、と叩く。あーはいはいやぶひか……。



Journey


薮くんだけ最後のポーズの手が真っ直ぐじゃなくて思わず見入る。かっくん、って曲がっててそれはそれでむちゃくちゃかっこいい(甘すぎ)。アウトロで挨拶したから?CD音源より切り気味に歌ってたのも印象的です。


7コーナー


間奏にバイオリンの音が入るタイミングでバイオリンを弾くかのような振りをカノンでやっててあぁ……好き……となる。3人の元々のカリスマ性みたいなのがNYに行ったことでより開花したんだ……すごい……ってメモに書いてある(書いてある)。


Bubble Gum


かっこよく踊りきってもよかったのに最後の最後で他のメンバーを画面に登場させる有岡さんが有岡さんの世界観の有岡さんだなと(どうした)。薮くんがサッカーボールと一緒に出てきたときは「薮くんはサッカー」と言ってくれるイメージが1番無かったメンバー(本当にごめんなさい)だったから感謝感激。レーザー、この日失敗してしまったけれど私は十分楽しめた。というか素直に脱帽した。どうやってるんだ。



条件反射


髙木さんのコーラス(白目)

※説明しよう、当方は非常に髙木さんのイケボに耐性が無い。


BESTコーナー

モテモテ大作戦はどこいった…。でも寂しいだけで曲にはその名残あるし面白いからこれはこれで好きだ。お尻振ったり歌舞伎みたいに手を伸ばしたり謎にその場で1周する全身タイツの薮さんは箱入り娘には強烈だった。ちなみにターンじゃない。その場で1周。


159

知念ちゃんをセンターに、バックにやぶひか……って文字にしたらすごい豪華だな。さすが世界の知念さん…。気をつけてねカタール。間奏でブルゾンちねんwith Yで「さんじゅう…ごおく」みたいなポーズもあったりと曲に留まらずダンスまでコミカル!「実際は 158♪」の部分でやぶひか2人が思いっきりコケてそのあとに変顔するという演出があるのですが……光くんがとにかく変顔に全力!「ご飯も~♪」の部分とかもやってるのちょっと照れくさそうだけどバラエティも演技も頑張りたい!ってのが伝わる表情。反対に薮くんは(´・×・`)って顔で可愛く。「洋服も~♪」の部分は2.5枚目です、って感じで斎藤さんだぞをやってくれました。


JG


やぶひかちねの早着替えが本当に早くてびっくり。檻を使ったパフォーマンスをしててV6のThe ONESの「刹那的Night」からヒント出てるのかなと勝手に推測。JUMPメンステでしかも檻がバラバラに動くからオリジナリティ感は満載、もしヒントになってたとしても物にしたことは証明されたはず。右手だけで何度かもたれかかってそのあと楽そうにフェイクを歌う薮さんが優勝。異論は認めない。このあと『女王蜂』くる?かな?と思ったらこない、Hey! Say! 一筋縄ではいかないJUMP。



One & One Makes Two


ペンライトでみんなと一緒にやる振りがあって、歌割りごとにそれを披露し、歌わないメンバーはそれを真似するという流れなのは初見でもわかったのですが終始やぶひかだけ下手側からスタンドに向かってずっと一定のリズムで、手を振ってるので頭を抱えます。はいはいやぶひか……。


Swinging Days


やぶいのでセンターを挟むのですがこの2人の本番中なのに絡むと男子大学生2人のノリになる感じが堪らない。それセンター挟んでやる!?みたいな雰囲気の耳打ちを2人でしてました。この日でちょうど入所17年。おめでとうございます。人に綺麗な面だけ魅せる2人の弛むポイントが、こんな感じでお互いの中にありますように。


メンカラのロングカーディガンみたいな衣装を前の曲からお召になってるのですが8人のメンバーがこの曲の随所でターンのときに袖をひらひら翻してました。でもこれ去年の京セラのときに一緒に入った圭人担さんとずっと賞賛してた圭人くんの技なんですよね。歌詞に9色入ってたり、本当に勝手にエモくなってる。薮担の私だって寂しいよ。


曲の最後にHey! Say! JUMPの文字を型どったブロックが出現。薮くんはHの横棒の部分の上に降臨されるのですが、その上で真剣サンのサビみたいな振りを取り入れたり上に出てる棒2つを両手でリズムに合わせて叩いてました。きゃわわわ(語彙力)。


キミアト


なぜか薮くん名物帝王の挨拶みたいな片手あげ(伝われ)(車魂のカモナ参照)がここで発動されるました。薮くんの「触れたら~♪」の部分、テレビサイズだと薮くんがアップになって映るのですがライブだとやぶいのちねで丸を作る既存の振り付けが成される、はず、なのですがこの日の伊野尾さんが絶好調で知念さん、薮くんの順番で殺られてた。伊野尾さんは何されたんだ。


そして数あるポーズが醍醐味の薮くんの「今日も長蛇の列~♪」の部分がなんと新しいポーズになってたんだけど完全にSwinging Daysの両手にドラム引っ張ってた。え、でも、好き、地上波でも是非(手を拱く)。



マエヲムケ


薮くんがなぜか上体を終始反らしてた。もう頭がギリギリ後ろ向いてた。なんだったんだあれ。このあとも何度かやる。最後のポーズは最近必ずやるお手振り。カメラ目線だから全薮担が思わず画面に手を振る。


MC


皆さんこんにちは、僕達がー!?とお決まりの挨拶のときに薮くんが水の入ったボトルを思いっきり落とす。手が滑ったのかな、蓋は閉じてたみたいで安堵……。


この日はとにかく日中暑くて立ってるだけの私ですらなんか汗をかく気温。薮くんもすぐ袖をまくってたし知念さんに関しては衣装の上着脱いでた。伊野尾さんは人前なのにタオルを思いっきり顔にあててゴシゴシ拭くから思わずみんないじる(笑)。



裕翔くんの新しいドラマ・SUITSの宣伝。「鈴木大貴という役なのですが、訳があってダイスケって名前を名乗るから公式ホームページでもスラッシュのあとにそう書いてある」と裕翔くんが言うと知念さんがすかさず「いや~そのダイスケがどんな漢字か気になるね~」とボケるw 薮くんが「介助の"介"?」と話を広げると嬉しそうに知念さんが「それとも車偏?」と乗っかります。「車の方だよ」と裕翔くんが終結させようとしたところで薮くんが「スケベのスケ?」と2回繰り返すwww 裕翔くんも私も「なんなんだよスケベのスケって!www」となります。このくだり、ホームページ確認したら鈴木大貴/大輔じゃなくて鈴木大貴<大輔>って、まさかの括弧表記だったことも引っ括めて面白かった。




流星の詩

回転しながらセンステがブロック状になっててそれが階段を型どって、そこを薮くんが歩いたり、急に立ち止まったりしながら歌う。その後ろで知念さんが踊る構図。歌うだけじゃ表現できないところを知念さんが表現するのかと思いきやお互いが向き合うからびっくり。


ちょっとこの歌に関してはまた違うところでじっくり語りたい。とにかく会場にいる全員の方と目を合わせるように歌ってたのが印象的。



女王蜂


伊野尾さんのピアノでイントロが流れます。その間メンステに戻る薮くんの目線の先にあるのは青いボディに白いピックガードのギター。お2015年の車魂以来におかえりなさいのギター担当薮くん。ヘッドセットが緩かったらしく1番最初のソロパートで後ろを向いてるところが思いっきりアップになってしまってた薮くんを山田さんがぽかーんと見てた。一瞬、ぽかーん、って。ちなみにこの曲の光くんのベースが銀太郎(ボディが白銀、ガードが青)だったので色味がなんだかアシンメトリーみたいな感じになってた。あーはいはいやぶひか(こじつけ)。ドラムの音が目立つタイミングで自分の演奏リズムに関係なく裕翔くんと目を合わせる薮くんに裕翔くんも私も目が恋をしてた(こじつけ)。



明日エル



TO THE GALAXY


このあたりからかな?


この曲の演出凄すぎたからかメモにこれしか残ってない(白目)。


ロボットダンスでキメたあとメンステの中心の板が従来のバクステ側に斜めになってその上にJUMPが連なって座ってる、重力を無視したパフォーマンスが繰り広げられていました。全員サングラスをかけてて様になってる。かっこいい……しか出てこない。ビジュアルだけじゃなくてそういう演出をする自分たちに対して自信満々な表情をしている全員がとにかく凛々しかった。円盤化した際はここを色んな人に布教したい。する。


真剣サン


スタンドのトロッコに薮くん。『Swinging Days』では真剣サンみたいな振りで思ってたのにここでは踊らない薮くん。それぐらいファンサを一人ひとり丁寧にやってました。見てて全然不幸にならない、むしろどうしてそんな遠くの人見えるの。



まとめ


私が見た、初8人体制になってからのJUMP。既存曲のフォーメーションこそ変わってたけれどMCで圭人くんのことを触れてもらったり山田さんの衣装のイギリス国旗だったり、随所に自分たちは9人だと言わんばかりのJUMPさんが散りばめられてて私は寂しくなかった。いなくなることで圭人くんを感じるのではなかったのがミソ。

ソロ曲に触れられなくて申し訳なかったけれど、この公演の髙木さんを見ていたり一緒に言った人と髙木さんの話をしてたりその時の会話を帰ってから振り返って()いて、V6の20周年ライブに行ったときに髙木さんが「自分のライブが終わったあとダメかもしれないって思う時があるけれど、自分よりずっと年上のV6の皆さんがずっとキレキレに踊ってるのを見て自分ももっとやらなきゃって思った」と言ってた(ごめんなさいニュアンスです)のを思い出した。関西でのラジオ番組、FINAL CUT、薔薇と白鳥、所ジョージさんの番組にレギュラー出演を経て髙木さんは「仕事が楽しいと思える」ともいたジャンで言ってくれた。アイドルは目指すところに向かうことすらも見せ物であるから、もしこの2つの言葉が髙木さんの中にまだあるのなら、私はそれだけで髙木さんはアイドルとして満点だしすごいと思う。そんなすごい人が、自分の大好きなグループに、自分の大好きな人と同じグループでいて下さって本当によかったと思う。……と考えてしまうようなことがこの公演中の髙木さんにあった。具体的には言い難いけれど……。


昨年の10周年ツアーで「ジャニーズのHey! Say! JUMP」を体現していたとしたら今年のSoLツアーはそこからもう一歩先の、「Hey! Say! JUMPはこういうグループだ」ということを見せつけられた気がする。TO THE GALAXY辺りのブロックは特に凝った演出だったけれど、主役はその演出ではなくそこで踊る、そこにいるJUMPだった。最初のブロックとこの曲でぎゅっと固まった後は横一列に並ぶ振りが多く、さらに派手な演出を効果的に魅せることで人数の多いJUMPも会場も大きく、広く見える。大所帯でできるダンスが、できることが、Hey! Say! JUMPの武器なんだと体感した。


ただ、それだけじゃない。MC以降の各ブロック後半、我I辺りやウィークエンダー辺り、さらにアンコールではファンの方の近くに寄ってファンサタイム。メンステとセンステしかないステージ構成に少しどぎまぎしたけれど外周を回るトロッコは健在でした。ある意味できらびやかな演出と同じぐらい非日常的に思えるけれど、目と鼻の先にたしかにHey! Say! JUMPがいて自分と同じオーディエンス側の人に手を振ったりしてるのだ。ツアー決定時から開演直前までどんなに仕事の話をしていても、どんなに日常で辛い想いをしていても、その瞬間はそんなこと忘れているのだから不思議だ。


そんな二面性なJUMPに、アルバムのコンセプトにあった「僕達を繋ぎ止めるのは感覚か愛か?」という疑問は深まるばかりで……。

"お仕事"を目に焼き付けて ~Hey! Say! JUMP ドームツアー2017 大阪最終日公演レポ


今回は大阪公演最終日に行ってきましたのでレポを書きたいと思います。


え、今更?って思われるだろうけど。DVD見たら書きたくなっちゃったことたくさんあったんだもん!!このJUMPがいいんだ!!!!!ってこと言いたかったんだ!!!この薮くんがかっこよかったんだ~!!!!!(地団駄)って言いたいんだ!!(結局)



いやあ、知ってると思うけど今回マジでやべーぞ。今までのライブで一番声出した…!あと勝手に体が動いちゃうのなんの…。JUMPさんが今まで行った現場の中で一番垢抜けてて一番楽しそうだったから思わず一緒になって楽しんじゃった感じ。他のメンバーの話もメモを見ると多いです(当社比)!薮くんたくさん色んな人と絡んでくれてありがとう!お陰でメンバーの名前がたくさんメモにある!10周年って感じがして◎!というわけ(?)で他担さんも是非見ていってください~!


  • セットリスト

Ultra Music Power
Dreams come true
Endless Dream
Ride with me
Viva!9's SOUL
OUR FUTURE
Sweet Liar
スタートデイズ

バンドコーナー by とりんとりん
(Your Seed, SUPER DELICATE, Fantastic Time)
冒険ライダー
「ありがとう」~世界中のどこにいても~
TO THE TOP
Dash!!
Ignition
From.
切なさ、ひきかえに
JUMPing CAR
真剣SUNSHINE
キミアトラクション
愛ing-アイシテル-
White Love

MC

SUMMARY
DREAMER
Time
Beat Line
Forever
I/O

10th Anniversary メドレー
Ultra Music Power
Your Seed
情熱JUMP
瞳のスクリーン
Born in the EARTH
SUPER DELICATE
Come On A My House
ウィークエンダー
Chau#
Give Me Love
OVER THE TOP
Ultra Music Power

H.our Time

AC
Magic Power
スノウソング
冒険ライダー


Ultra Music Power


久々に薮くんの「愛し合っていこうぜ!」で始まったので初っ端から私は「やっと薮くんと愛し合える…!」と訳の分からないこと考え始めます。ヲタクの性と言ってしまえば楽なんですけどきっとそういう性癖なんでしょうね(真顔)。

メンステからせり上がって登場、階段を降りて踊って曲中にセンステへ移動するときの薮くんがカニさん歩きじゃなかった!でも横を向いて歩こうの人でした。ファンの人から片時も目を離さない自担から私も目を離したくなかったけどあまりの徹底ぶりに頭を抱えていました(実際はこの辺から埋もれ始める)。



Ride with me


後述のMCで弄られてしまう薮くんのラップうまくいってないんじゃないか説、私は全く感じなかった!むしろ今までで一番好きな薮くんのRAPだった。問題になってた日本語部分の「誰か蹴落とす?」の部分がむちゃくちゃイケボすぎて…ひっくいのなんの…生歌最高…でも今思えば誤魔化してたのね(頭抱)。"No way"が爆イケだったので◎。



Viva! 9's SOUL


2017ver.の"wow … ~♪"の部分が「おーおーさーか大好き~♪」に替え歌されてました!1月1日のドームでも「みーんなー大好き~♪」に替え歌してたから最終日マジックかな?「やぶこーた!」って言われる薮くんは対をなして可愛かった…。薮くんの粋を見れてもうここで価値がチケットの定価を越えます(白目)。

裕翔くんの紹介パートでは「こいつがゆーとびーと♪」ってよりは「こいつはゆとびと♪」って伸ばすところを短めに歌ってたのが印象的。可愛い(語彙力皆無)。


OUR FUTURE

この歌で合いの手入れるのが夢だったんだ~!!全国へJUMPのDVDむっちゃ見ててよかった~!!出だしの薮くんに「待たせたなっ!」って感じのドヤ顔でマイク向けられるの堪らなかった…!!やってくれるのずっとずっとずーっと待ってました!!!と感想が私的感情でしかないのでこの曲はこの辺で…(尻すぼみ)。


スタートデイズ


BESTの自由さがドームレベルにヴァージョンアップしてたwww なぜか登場時に歌を歌う縛りが出来てるあたりThe BEST!!って感じがして良き~!!ふざけてるように見えつつちゃんと当初(?)の「モテたい」というコンセプトのもとB'zの「いつかのメリークリスマス」を歌い上げる髙木さんにエアーで326億いいね押してた…。


そしてこの時はまだレスポンスも薮くんも拙い、伝説の「もういくつ寝るとやぶこうた」!!拙いと言ってもちゃんと京セラ中の雰囲気は司って置いていって絶好調に暴走してました。「♪お正月には~やぶこうた~みんなでいっしょにやぶこうた~」のあと、まさかの「♪もう~い~くつね~る~と~?」で耳をすまされるんですがえ、そこで歌詞ミスる(爆笑)?w 本編中唯一崩れ落ちて立てなかったところです。笑いすぎた。反省!


ありせか

圭人くんのギターが光くんとお揃いで買った白いボディのものでした!JUMPバンドメンバー以外はメンステで散り散りになりやぶやまは大階段にいたのですが、この日薮さんは階段に堂々と長い御御足広げて座ってました…チャラくてかっこよくて何より威圧感…!


TTT

座ったままこの曲に突入したので薮くんがTO THE TOPというかTOP OF TOPみたいな感じで………(白目)でも降りてきて跳んで跳ねてぐるぐるぐるぐるまわってまたイヤモニ外れちゃってご愛嬌♡な薮くんも。"たかたかたん!"もありました!

※たかたかたん?って?となった方はこちらのレポのTTTをご覧下さい↓


君の瞳に恋してる ~ツアー 2017 I/O 横浜アリーナ 9/16 1部レポ - 鮫が空を泳ぐ時

Ignition


特別に作られたかのようにも聞こえるソロパートを歌い上げる薮くん…それを聴くためのあの一瞬の静寂は鳥肌。薮くんの声でたくさんの人が幸せになったのが雰囲気で伝わりました。


足がふらふらふらー…ってなったり目が宙を見ていたりとこんな素敵なバラードだからこそ肩の力を抜こうとしてるのが印象的でした。色んな他担さんに薮くんラフだね~(ニュアンス)と言われましたが緊張をほぐす上でのあの行動なんじゃないかと。舞台の上では絶対アガってるところ見せない薮くんは健在。


切なさ、ひきかえに

最初の立ち位置でまさか…と思った、しか書けない(白目)。


MC


いきなり光くんが言い出した「踊りながらちょっと見たらすげえカッコつけてた」という発言からスタート。薮くんもすかさず「いや…カッコつけんのが"仕事"なんだけど」と応戦(笑)イラッ、というよりはピリッ、というか…火がついたトーンで私的には好きな薮くん。表情もふにゃっ、とまではいかないけど柔らかかったです。ただ目は鋭かった(強調)。他のメンバーをこの薮くんやべーぞ…(震え)な雰囲気にさせちゃうのはもう今は光くんだけでしょう。好きなやぶひか。


その後も薮くんいじりは続き(ごちそうさまでした)、前述のRWMラップ事件の話に。「英語の部分が微妙なんだよね」と自他ともに認めたところで圭人くん参上。微妙な英語部分を日本語に変えようという提案に"survive"を「生き残る」、"No way"を「ありえない」と訳す圭人くん。このあと歌うことを想定して短い言葉に訳す圭人に当方はひれ伏しました(一応英語科在籍)。早速圭人くんに訳してもらった歌詞で歌ってみる薮くん、「これだとうまくいく!」「ふしぎなアメ食べた感じ!」…ポケモンネタ伝わんないな~(涙目)。

補足するとふしぎなアメはゲーム内で使えるどうぐの一種でポケモンに与えるとレベルが1つ上がる。薮くんの話を訳せば「レベルアップした感じ!」みたいなことを言いたかったんだと…。


んでもって歌詞通り歌うのにチャレンジ。ところが…なんか拙い薮くんにメンバーも会場も大爆笑。ド正論を言われてしまった光くんが「いや、英語の部分が言えないなら英語で言わなきゃダメじゃん!!」とド正論を返します。いいんだよ、薮くんは伸びやか~に綺麗~に素敵な歌を届けてくれるんだから。足りないところを光くんが補ってこそのやぶひかなんだから(?)。



SUMMARY、DREAMER



前半戦が"Hey! Say! JUMPHey! Say! JUMPとして魅せるステージ"ならこの曲で始まる後半戦は"Hey! Say! JUMPがジャニーズとして魅せるステージ"。Hey! Say! JUMPの軌跡にもジャニーズの歴史にも欠かせないSUMMARYの映像でオーディエンスの気分を盛り上げた後にその当時の演出の一つだった龍を模したゴンドラでメンバーが再登場。二階席に沿って龍は移動していきました。高揚感で会場全体に一体感ができたところでどこかから鐘の音が!DREAMERはこうして始まりました。薮くんが恥ずかしそうに「希望のpiece集まれば~♪」で親指と人差し指を伸ばし、もうひとつの手の指で同じものを作ってくっつける「ほらpeaceになるよ~♪」が素敵でした。



Time



メンステでの早着替えが見どころのこの曲でなんと私の席から傘で隠してるはずの一番最初の着替えが見えたんです(白目)。見えちゃいけないはずだから見ないようにしようと目を逸らそうとしたその瞬間、見えてないところでもかっこよくそして光の速さで衣装を薮くんが引き抜くので釘付けになって見てしまった(猛省)。隙を見せない薮くん…「カッコつけるのが仕事だから」な薮くん…(歓喜)。


Beat Line



ここでジャニーズを語るに欠かせない和太鼓がついに登場します。日本の文化、エンターテインメントの真髄がジャニーズにもHey! Say! JUMPにもあると訴えかけるかのようなバチさばきは圧巻。裕翔くんが軸、他のメンバーが代わる代わるのとその順番で薮くんが一番最初、トリが山田さんってなのも堪らない。


SUPER DELICATE


アリーナツアーより進化した10周年メドレーから今回のレポでは2曲だけ紹介。スパデリは車魂のパロみたいな感じで間奏が明けるとなぜかカップルが4組できてて余った有岡さんが一言叫ぶというオチ(笑)(ペアの法則は追追のレポで紐解いていきます)。この日の薮くんのお相手は圭人くん!サービス精神旺盛な2人なので他のペアより小島の滞在時間が長い(感涙)。2人で背中合わせになってからトロッコに慌てて乗るまで薮くんがそのまま寄りかかって圭人くんがそれをおんぶする形に……!って言うのをずっとやっていた。危なっかしくその状態で1周とかしながら(笑)。



情熱JUMP


まさかやってくれるとは~!!トロッコにファンサにで凄い散り散りでどうしても9人全員がこの歌をどう歌うのかが気になっても確認できなかったけどDVDみたらやっぱり凛々しかった。7のみんなの初々しさが余裕のあるキラキラに進化しててメドレーの中の1曲と思うと良い意味でちょっと勿体ない気もしたぐらいかっこよかった。他のメンバーが曲の雰囲気につられてかわいい感じのファンサにもキメてたのに対して髙木さんがファンサ一切しないで歌に集中していました。9人9様の情熱JUMPが見られたのも良かったかも。


所感


語彙力が無いのを言い訳に汚い話してしまうとどうしてもヲタクとアイドルの関係にお金を落とすか落とさないかって話は出てきちゃうと思うんです。従ってHey! Say! JUMPのファンの年齢層が常に10代中心だったのを考慮すると10年間コンスタントにCDやグッズをずっとずっと買い続けられた方、現場に欠かさずいた方っていうのは本当にほんの一握りの方しかいないはず。その10年もずっと楽しいことだらけでは決して無いから離れてしまった方や戻ってきた方もいるのでは…?コンスタントに応援してきた方、所謂「古参」「古株」と呼ばれる方のための公演と言ってしまわれても頷けなくはないけど私はそれだけではない気がして。主観でしかないかもしれないけれど、私は"あの時"SUMMARYを見に行けなかったし、矢印魂のDVDの前でしか荒れ狂えなかったけれど"あの時"の疑似体験ができてすごく嬉しかったです。前のライブに行けなかった人が同じコーナーをちょっとやってもらうことでまた違った楽しみができる…こういう夢の売り方もあるんですね…素敵。




また、倍率がかなり高かったアリーナツアーに行けなかったけどドームツアーは行けた!という話も聞きました。その方も「アリーナツアーとセットが一緒って聞いてここはこうだったのかなとかレポのこと思い出しながら見れた」とアリツアでは埋められない心の穴みたいなのを埋める形に近い経験ができたそうです。まだ傷癒えてないだろうしこれを読んでる方ももしかしたらそういう方いるだろうけどここで少しホッと出来ました。古参の方も新規の方も楽しめるステージの在り方だと思うし、それは今までJUMPが10年積み上げたもので作られてて。



JUMPとそのファンが、ヲタクが思い出を共有し合える素敵な空間でした…!演出を務めた我が自慢の自担・薮くん、そして山ちゃん!本当にありがとう!!GJ!!またひとつ忘れられないものをくれたJUMPくんには更なる感謝と期待しかない~!!

薮くん半端ないって。~サッカーW杯2018ロシア大会とそれを解説する薮くんの凄さ

4年に1度開催されるサッカーワールドカップ(以下、W杯)。選手にとっても、サッカーが好きな人にとっても、普段はそうでもない人にとっても、熱い闘いが繰り広げられる。そんな1ヶ月を数ヶ月に渡って楽しみにしていた人がいる。「1つの国をコンセプトに撮影をするのだけれど、どの国を選ぶ?」と聞かれ、今大会の会場であるロシアを即答したHey! Say! JUMPの薮宏太くんだ。


薮くんのサッカーに対する熱意は計り知れない。年間150試合以上を観戦するといい、テレビで大事な試合同士の放送が被れば2画面とワンセグを駆使し、もちろんスタジアムに足を運んで見ることも少なくない。2016年3月にはWOWOWで念願のサッカー番組に出演。司会を務めるペナルティ・ヒデさんから「んもう本当にサッカーが好きで…」と若干引き気味にその熱狂ぶりと知識にお墨付きを付けられていた。その後もWOWOWのサッカー番組に2度出演している。


そんなサッカー好きな薮くんが、W杯開幕時期にHey! Say! JUMPのメンバーが隔週交代で近況を報告するTV LIFE内での連載・"JUMP with You"に登場。闘いの火蓋が切って落とされた今、薮くんがここで話した内容がとんでもない意味を為してきている



この雑誌で薮くんが教えてくれたW杯のオススメポイントはまとめるとこうである。



  • 今大会はクロアチア推し
  • 東ヨーロッパ系のチームは"ハマれば"強い
  • グループリーグのアルゼンチンVSクロアチア戦は見逃せない





薮くんには引けをとるが、当方もサッカーが好きなのでこれらの解説を頭に入れて見られる試合はできるだけ見てきた。するとどうだろう。薮くんがどれだけサッカーが好きで、その熱狂ぶりをどれだけ知識にしているかも、それがテレビ誌のこのたった1ページにどれだけ詰まっているかも見えてくるのだ。早速上記のポイントを基に、薮くんが言ってたことの凄さを説明したい。




- クロアチアVSアルゼンチン戦の内容と結果



アルゼンチンにはバルセロナに所属するメッシ選手がいる。レアルのモドリッチコバチッチとバルサのメッシ。サッカーファンにはたまらないクラシコのような好カードだ。



(サッカーをよく知らない人向けの解説というより担当に劣らない余談だが、薮くんが6月に更新したJUMP Paperの内容の9割を占めたポルトガル対スペイン戦はレアル・マドリードの本拠地というだけあって当クラブに所属する選手が7名いるチームvsレアルのエースストライカー・ロナウド選手がいるチームでそもそも全マドリディスタにはたまらない対決だった。予選リーグが発表された途端にスペイン対ポルトガルクロアチア対アルゼンチンのどちらかは何かリアクションするんじゃないかとは思っていたが、本当に薮くんがテレビ誌で見逃せないと発言したり試合内容をそのまま更新したので当方の腹筋は崩壊した)



そんなメッシ選手乃至アルゼンチン代表、さらには応援席に降臨したサッカーの神様・マラドーナ氏にも物怖じせず、クロアチアは攻めた攻撃を繰り広げた。薮くんが名を挙げたモドリッチの先制ゴールに2つの追加点を叩きだし、3-0でクロアチアが勝利した。



薮くんがこの試合を見逃せないと言ったのはクラシコ的な要素だけではないと感じた。今のクロアチア代表が持てる力を発揮すると如何に強く敵無しと言えるチームなのかがよく分かったのはおそらくこの対アルゼンチン戦であるかのように思う。



6月16日に放送されたらじらー!サタデーでゲスト出演する薮くんのために設けられたサッカーのコーナーではアルゼンチン代表の話になると「メッシ…もいいけど…」と言葉を濁し、当番組のレギュラーである伊野尾さんが話を切り替えて、それ以上その話題が展開されないというシーンがあった。過去何回もサッカーの話をしてきた薮くんだが、サッカーの話を前にネガティブな発言をしたことは一切無い。レアル・マドリードの宿敵・バルセロナの選手だからそのリアクションをとったのかとも汲んだがどうも違う気がする。クロアチア代表の凄さだけでなく、薮くんはアルゼンチン代表がW杯でどうなるのかまでも勘づいていたのではないかと今になって思う。


どのタイミングで、どんな相手なら、どれほどその持てる力を発揮できるのかを予測した上でこの試合を見逃せないと言った薮くんの洞察力や鋭い視点はもはや指導者向きなのではと思わざるを得ない。




- 東ヨーロッパ系のチームの中でも"ハマった"国




ここではW杯に出場した東ヨーロッパの国の中でも特に活躍したロシアについて取り上げたい。



「史上最弱の開催国」と謳われていたがところが開幕戦でいきなり5-0でサウジアラビアに勝利。決勝トーナメントに進や否や強豪国・スペインを相手に延長戦まで同点という試合っぷりを見せ、なんとPKで勝ち越した。準々決勝まで進出し、クロアチアに負けたはものの、先制点はロシアだったり延長戦だけで決着が着かずこの試合もPKまで持ち越すなど熱い試合や快進撃を魅せた。


同じく東ヨーロッパの国、ポーランドも予選では苦しい戦いが続き、対日本戦の時点で敗退が決まっていたが当試合でようやく洗練されたチームプレーが発揮された。セネガルも予選敗退とはなったが、勝ち点は4。イエローカードの数で日本に勝ち進められたがグループが違えばセネガルも決勝トーナメントに進めていたかもしれない。



- クロアチアは確かに全盛期



薮くんはJr.時代からレアル・マドリード好きを公言している。以下に記す薮くんの注目選手も5人中4人がレアルの選手だ。


- モドリッチ(クロアチア・MF)
- コバチッチ(クロアチア・MF)
- マッツ・フンメルス(ドイツ・DF)
- イスコ(スペイン・MF)
- クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル・FW)



そんなレアル・マドリードの選手は本拠地・スペイン代表として登録されている人が多い。また、薮くんが今まで好きな選手の中で現役選手では真っ先に挙がるロナウド選手はポルトガル代表。モドリッチ選手もコバチッチ選手もレアル・マドリードの選手ではあるけれど、正直今までの薮くんの発言とだW杯の成績も'98年大会の3位が最高位で決勝トーナメント進出経験もないということだけを見ると薮くんがクロアチアを推す理由は見いだせなかった。


でも「日頃から選手の動向を見てる」薮くんの視点は鋭かった。クロアチアは予選全勝、グループDを堂々の1位で通過したのだ。その勝ち点は9点とウルグアイ、ベルギーと並んで予選リーグで1番多い。


薮くんの予想とクロアチア代表の凄さはここだけに留まらない。準決勝まで先制点を許し追いかける形で試合を展開してはいたものの、なんとか同点に追いつきPKで勝利を収めて勝ち進み、自身初の決勝進出を果たした。



決勝進出を決めた対イングランド戦の前半24分、相手がクリアしたボールをサイドラインギリギリでモドリッチが戻し、レビッチが取りに行くというスピーディー且つ粘り強い連携プレーをこなす。見て分かるほど洗練された技術力の分析だけでなく、精神力の高さにも気付けるのは薮くんならではだろう。




総括



これだからテレビ誌も買い逃せない…。薮くんの発言の一つひとつに隙が無いのだ。アイドルとして活動するところだけではなく、こうして趣味の話をしてくれるときでさえ我々を楽しませてくれるエンターテイナーなのだ。そんな薮くんのお陰で純粋にサッカーを楽しむ以上の楽しみが今大会にはあった。


そんな薮くんがサッカーにハマったきっかけは'98年のW杯。当時の開催国は今大会の決勝でクロアチアの相手となるフランス。また、フランス代表にはレアル・マドリードのDF・バラン選手も在籍する。昨年Hey! Say! JUMP10周年を駆け抜けた後もこうして私たちを楽しませ、さらに大きな局面を乗り越えようとしている薮くんにとっては夢のような組み合わせだ。一切合切忘れて7月15日という日を楽しめることを願って止まない。

何していますか 気分はどう ~薮くん28回目の誕生日に寄せて


本日1月31日は薮宏太くんの記念すべき28歳の誕生日である。ブログを開設してから迎える初めての自担の誕生日なのでこれをいいことにここ最近薮くんについて思うことを思うがままに書いてみることにする。


少し遡ること昨年12月30日のHey! Say! JUMP I/Oth Anniversary Tour in DOME 東京公演のMCでうちわについての話がなされた。

薮「全員(が写ってるの意味)のうちわ持ってる人いるよね。俺が来ると『薮くん、薮くん!…』みたいな感じで振ってくれてて。で、山田が来ると『山田くん!山田くん!…』って振ってて。

"君は随分恋多き女だね?""いつになったら僕は君の一番になれるんだい?"とか(考えるらしい)…。


このくだりを聞いて不思議な気分になった。薮くんの我を通すところやポジティブすぎるところを見てきたので「薮くんも人間なんだな」「誰かの一番でいたいんだな」とほっこりもしたし、一方で切なくもなり、色んな感情が自分の中で混在した。


思えば2015年春の野球大会で薮くんにそう思わせられる節があった。レフトを守っていたけれどその方向にボールは飛ばないまま攻防が反対になったり、イチロー選手のルーティンの真似をやるも空振り三振でいい所を見せられなかったり、かなり後輩のPrince・岩橋玄樹くんと交代されたりとこのときの薮くんは奮わなかった。交代後の薮くんはベンチで大股を広げて口を尖らせ不貞腐れていた。すぐ前にはJ-Whiteの監督として臨む少年隊・東山紀之大先輩がいるにも関わらず、二階席から見ても分かるほど、だ。


東山さんが振り返ったら薮くんのアイドル人生は絶たれると本気で覚悟した。そんな私を差し置いて薮くんは自己顕示欲に塗れたオーラを放っていた。打てなかったのは薮くんでしょう、と私が口を尖らせたくなった。野球を経験したことが無くても「振りすぎだよ」「そりゃストライク取られちゃうよ」「大体なんで利き手の左手で打たないの」と思ってしまっていたあたりもう尖っていたやもしれない。認められたかったのかなぁ。不覚にも可愛いなぁ、と今では思ってしまう部分もある。



グループ結成10周年企画として去年MyojoでHey! Say! JUMP1万字インタビューも敢行された。ここで薮くんは次のように発言している。

もともとの性格もあるし、(中略)誰かの唯一無二でありたいって想いがあって。

"薮がいなきゃだめだ"って思わせたい人なの(笑)。

俺以外の誰もできないことを探していきたいし、やっていきたいよね。


"もともとの性格"を知っていながらどうしてもっと気づいてあげられなかったのだろう、と少し悔しく思う。薮くんは常に誰かの一番でいなきゃ気が済まない。グループの最年長だからとすこし客観視する薮くんも本当の薮くんだけどきっとそれだけじゃなかった。自他共に"末っ子気質"とは言うけれどそれが如実に現れていたとき、まさにこういうとき、もっと薮くんに言えることがあることに気がついた。ありふれた言葉でしかなくて申し訳ないけれど、それでも薮くんにもっと「好き」って言いたくなった。【求】「好き」以上にこの気持ちを伝えられる言葉!



昨年12月20日に発売されたHey! Say! JUMP 21th SG『White Love』初回限定盤2の特典DVDに収録されている個人面接でももっと薮くん言ってもいいのにな、と思った箇所がある。「Hey! Say! JUMPのメンバーからどう思われていると思うか?」と本当の面接にもある自分を客観視できるかどうかが問われる質問をされたときの薮くんは本当に謙虚だった。

なんかよく、いろんなこと喋るというか、マニアックなこと喋るというか。余談というか。余談が多い…言われますね。


さらに「Hey! Say! JUMPではどんなポジションにあると思うか」という質問では、

基本的にはMCとかももう回させてもらったりして。あとはもう「いただきハイジャンプ」でもMCみたいな立ち位置をさせてもらったりして。(中略)だからもっと色んな番組を見てもっとちゃんと勉強したりして自分のグループの役割を全うできたらいいなって。

と真剣な表情で言う。


頼りにされてる実感は疾うに得ているだろうにまるで自分が厄介人かのような言い方をしたり、実績を並べて相手に投げて「自分はこう」と、でもあまりはっきりしない答え方をする。普段弱気なところを見せない分、こういうところで強気にもならずに冷静に自分を客観視しちゃう薮くんを愛おしく思う。謙虚な薮くんも好きだけどJUMPを引っ張る自担は皆の誇りだから「最年長なので…!」な薮くんでいい。と思う。末っ子気質なのにしっかり者を担いきるのは誰もができることじゃないし、それを10年続けてきた薮くんをもっと受け止めてあげたい。


最近すっかりご無沙汰なScawaii!内連載の『オトナJUMP』2016年10月ではこんな一面を覗かせる。

ちょうど昨日も、お風呂上がりに音楽を聞きながらパソコンのプレイリストを見ていたら、何でオレはひとりでこんな都会に生きてるんだろう…って、わけのわからない気持ちになっちゃって。ちょっとこれはダメだと思って散歩しに行ったの。で、ミスチルの「終わりなき旅」を聴いてたときかな、歩きながらウル目になってしまって。これは泣く前に早く帰らなきゃって、踵を返した(笑)。


私もミスチルファンの端くれなのでどんなときにこの歌が聞きたくなるかなんとなくわかる。曲自体は前向きだけれども聞いていた心境はチカラウタで紹介していたBUMP OF CHICKENの『才悩人応援歌』のときと同じなのではないだろうか。こんな歌詞が『終わりなき旅』にはある。

誰と話しても 誰かと過ごしても 寂しさは募るけど
どこかに自分を必要としてる人がいる


27歳までの薮くんがどれだけ寂しかったかは分からない。けれど27歳までの薮くんは間違いなく自分を必要としてくれる人に会いたがっていた。常に「いつ君の一番になれるんだい?」と私たちに問いかけてた。


そんなことに気がついてすぐは「そっか……薮くんって汚れだったりネガティブなところを見せられないアイドルである前に、結婚詐欺師である前に、人間なんだ………」と大掛かりそうに見えるマジックが実は単純なタネでしかなかった!みたいな喪失感を感じてしまった反面、え、じゃあ薮くんってめっちゃかわいい人じゃん!!とすぐに気づいて立ち直ってしまった。アイドルに求められることを薮くんは全力で守る。守るのに必死で、ついに零れることもちょこっとずつ増えてきた。「どんな薮くんも好き!」ってこういうときに使うんですね。


誰かの一番になるために必死な薮くんを見ていたいから私からは「薮くんが一番」とは言わない!とか言ってみたいし実際にそう思う。でも「薮くんが一番」って言って不貞腐れたりするところからひょいと立ち直っちゃうところも見たい。どっちにしたって私にとって薮くんは今までもこれからもきっと「必要な人」で「大好きな人」で、今日薮くんが28歳になるという事実は大切で大事で愛おしくっておめでたい。27歳までの薮くんを全力で応援してきたつもりだし、28歳の薮くんを応援できるのがすごくすごく楽しみで仕方ない。私が薮くんを好きでいることに変わりはない。なのに、「一番って言わなきゃいけないの…?他にも大切なものもあってどれも大事で、薮くんが大好きなHey! Say! JUMPも大好きなのにそれでも満足してくれないの…?」となにか駆り立てられるものがある。


自分を含め(と言っても自分で言うのも難だが)薮担さんの愛の深さは計り知れない。なのに薮くんは今までも、これからも、今日だって頬を膨らましてるかもしれないし、足を広げちゃってるかもしれないし、必死かもしれないし、謙虚かもしれないし、センチな気分に浸ってるかもしれない。お互いに「何がダメなんだ!」と言い合う状態なのに、いつも振り回すのは薮くんの方。おかしい!でも楽しい!


どんな理由であれ楽しい気持ちにさせてくれる薮くんはつい、無条件に好きになってしまう。


私を、ヲタクを振り回す薮くん、お誕生日おめでとう!薮くんにとって今日が楽しい日でありますように!!これからの1年がたくさんの人に愛される日々でありますように!!!

君の瞳に恋してる ~ツアー 2017 I/O 横浜アリーナ 9/16 1部レポ

Hey! Say! JUMP10周年を記念して催されているアリーナツアー・"I/O"。会場数も残りわずか!そんな折に横浜公演(9月16日 土曜日 第一部)に行ってきました。


時効だろうなとは思いつつ今回もライブを拙い文章ではありますがお届けしたいと思います。もうここまで時間経ってると色んな人に言われた!感があるので本当に私の思ったことだけ。いやたくさんあるけど(苦笑)。

静岡公演のときはアリーナ席だったけど今回はスタンドの一列目だったからもう少し全体を見れてるかな…とメモを見返すもやっぱり薮くん目線(汗)。でもみんなの好きなコンビ・シンメいちゃこらたくさんありました(号泣)。その辺触れつつ、汗かきべそかきつつまとめていきたいと思います。


ここからネタバレとなります…ご了承ください。

  • セットリスト

Ultra Music Power
Dreams come true
真夜中のシャドーボーイ
瞳のスクリーン
Viva! 9's SOUL
太陽にLOVE MOTION!
Sweet Lier
スタートデイズ
バンドコーナー by とりんとりん
(Your Seed, SUPER DELICATE, Fantastic Time)
冒険ライダー
「ありがとう」~世界中のどこにいても~
TO THE TOP
Star Time
From.
キミアトラクション
我 I Need You

MC

Are You There?
トビラの向こう
Born in The earth
心·技·体
Give Me Love
僕はVampire
OVER THE TOP
I/O
真剣SUNSHINE
明日へのYELL

<10th Anniversary Medley>
Aino Arika
Your Seed
Magic Power
Ultra Music Power

H.our Time

挨拶

<AC>
(スタトロのメンバーと降りた順番→髙木さん、薮くん、八乙女さん、知念くん、山田さん)
Precious Girl
Hey! Say!
Come On A My House


スタートデイズ


静岡公演レポでも書いた通り毎回全く違うことをして会場を沸かせるBESTコーナーの薮くん。ツアー中盤にしてその自由度がBEST中に蔓延してた。最初は薮くんだけが「ドッジボールで命をかける!」ってふざけたあとに光くんが「そう!眼鏡をかける!」って修正して「リズムにのる!」とか口調はおかしいとはいえ()いのたかはちゃんとやってたはずなのにやっぱりBESTはBESTでこの日は口々に好きな女性のタイプだのなんだの言ってました。ちなみに薮くん、このときは「好きな女性のタイプは北条政子清少納言」と登場して「あ、やっぱり卑弥呼が好きです」で「メーガーネーをかける!」されました。


あと「おい見ろよ伊野尾を!ああやってリズムのるんだよ」でカメラ抜かれる伊野尾さんがスローモーションで"モミモミの手"しててやっぱり伊野尾さんも伊野尾さんでした(真顔)。


冒険ライダー


演奏はJUMPバンドですがここでの伊野尾さんは歌唱参加。メンステの高い位置のところに上手と下手で少し出っ張ってる箇所があるのですがそれぞれ薮くんと伊野尾さんがそこにスタンバイ。淵から離れたところで片足重心のまま歌う伊野尾さんに対して落っこちちゃうんじゃないかってぐらいぎりぎりまで前にでて飛んで跳ねて歌う薮くん…(汗)。いいやぶいのが見れました。


光くんのベース白太郎だった!初めまして!あなたって低音がすごい鳴るのね!!これからもいっぱい会いたいな(ここで光くんに目線を送る)!!!


TTT


この日も薮くんがラスサビ前で裕翔くんのドラムに合わせて足踏みしてました!私はこれを"たかたかたん"と呼んで自分が現場に入れない日は「たかたかたんやってた?」と確認してもらってます(笑)。それぐらい好き!見れてよかった!!

飛行機みたいに手を広げてぐるぐるする薮くんも健在でした。勢いあまって耳元にかけてただけのイヤモニが体から大きく離れて外れる一面も…。


MC


山田くん主演の映画『鋼の錬金術師』がジャパンプレミアで紹介される幾多の作品からトップバッターに選ばれた話がされました。薮くんが「六本木で開催されるのかな?」と言うと山田くんは「そう…かな?」と自信無さげ。そのメンバー自身も把握しきれない、他のメンバーの情報をフォローして代わりにお知らせ出来るほど得ている薮くんに圧倒されました…!

あと気になったのは薮くんの姿勢!腕を組んではいたんですけどその手がパーのまんまだった!片脚重心だからそのまま腕組めばかっこいいのにずっと手がパーのまま!かわいい!しかもただのパーじゃなくて指がピーン!となったパー!!かわいい!!!絶対手汗乾かしてたんだろうな!!!!!薮くんって人間なんだな!!!!!と訳の分からないことをここで考えてました。


真剣SUNSHINE


私が本ツアーで唯一見た…薮くんがコケた曲。上手側の外周からセンステ方面に向かう途中の何も無いところでつんっ、と躓いてました。でも年始のドーム1回公演につき4回コケてたときより全然転んでない。いくらか気持ち違ったのかな…御無事で何よりです。


H.our Time


挨拶をする薮くん、丁寧に歌う薮くん、でもどこか気楽さを意識してる薮くん、それでも全員で歌うときはとても熱を感じさせてくれる薮くん…本当に様々な薮くんがこの曲1つで見られます。涙目とかじゃなくて澄んだ目をしてこの歌に臨む薮くんが印象的です。


挨拶

薮くんの挨拶はこのツアーではお決まりの「今日ここにいない人に伝えてください」で始まるもの。特に内容変わってなかったです。

ほかの誰かが挨拶してるあいだ、MCと同様に上手側の端でほのぼのとお話しているやぶたかをちょっと凝視してしまいました。髙木さんの弟感って薮くんの前でしか見られないような…?ちゃんとうんうんふむふむ聞いてる薮くんのお兄ちゃん感も垣間見れてやぶたかァ…と胸に手を当ててしまいました。


Come On A My House


先に降りた髙木さん、メンステに向かうかと思いきやなんと私たちのいた南スタンドの真下にある立ち見席の方へ…!お姉さん方が持ってたタオルで思い切り顔を拭く髙木さんを見て後ろから来た薮さん呆然。まーるかいてちょん、ちょん、な目。目が点に、ってああいう事を言うんだろうなぁ。いや、私もびっくり…だよ…でもその後スタッフさんに促されて「あ、はい」って感じでスマートに先にメンステへ行く薮くんもいとをかし…。いやぁすごいもの見た。



所感


盛大に遅れましたすんませーん(汗)。やっと書き終わった。もう既出の情報がたくさんあったので個人的に補正したかったところと薮くんのよかったところと私の席でしか見れなかったであろうやぶたかと…と割とコンパクトめになっちゃうかなと思ったけど盛りだくさんだった。よかた。


タイトルにも書きましたが薮くんの瞳がよかった。あわたいの澄んだ目もそうだけどバンドコーナーでは遠くを見たりと物理的、MCでは心理的な視野の広さが発揮されたり何かを見て点にったりするおちゃめな目だったり…うん、この公演は目がよかった。いや、スタンド席でも目に目がいくんですよ。薮くんの目すごい(?)。


静岡のときはオーディエンスの温かさを感じたけれど横浜はまた違ったホーム感がありました。横浜の方がJUMPが雰囲気作ってるのをすごく感じたー。MCで薮くんが東名阪ツアーを発表したので一体感もいつもより増し増しめ。この会場でやることにものすごく安定感が出ているような!他の会場でやる新鮮さとのギャップは横アリでしか感じられないよなー…あと何回横アリでやってくれるかなー…でもなんだかんだ来年も横アリー…どうかなああぁぁぁ。会場が大きな規模になったって私の気持ちは変わらないですし会いに行くんだろうけど万人が万人快く受け入れるかって言うと違いますよね。あの近さがいいんだ、という意見も分かる。でも大きな会場で盛大にやるJUMPも見たい。あーでも個人的にも11年目は横アリでJUMPくんに会いたいなーまだ。わがままかなぁ(頭抱)。


そもそも会えなきゃ、会う機会が無きゃ意味無いんだ。急かすのも難だけど、ドームも終わった今はツアー発表まだかなぁとボヤくばかりです。