鮫が空を泳ぐ時

飛行機にはできなくても、貴方はきっとできる。

結婚詐欺師は転職か天職か~薮くんのアイドル要素


「薮くんの好きなところは?」と聞かれたときに私がよくあげることの一つに「弱音を吐かないこと」というのが"あった"。「イライラしたらすぐ顔に出る」のは自他共に認めているものの、それ以外の負の感情は2017年2月26日に美容院であるレポを見るまで、あまり見たことが"無かった"。



その日私はストレートパーマをかけてもらいながらJohnny's webに掲載されていた、Hey! Say! JUMPがMステで「OVER THE TOP」を披露した際のスタッフさんによる裏側レポート(現在は削除済)を読んだ。



文をそのまま引用したいところだが、それでは有料サイトの意味を成し得ないので旨のみを。なんとあの薮くんが本番前に「怖い」と零したらしい。




今まで薮くんの言葉で「緊張する」とかは聞いてきたけど、はて?怖い?そんなこと今まで言ってただろうか?などと私は薮くんの心境に何か変化があったのではと不覚にも疑ってしまった。


その約一週間後に発売されたPOTATO2017年4月号で薮くんがこう答えてるのを見た。

弱音とかを人に言いたくないタイプだったんだけど、メンバーの前では、さらけ出してもいいんだって気づいたから


ああ、そうか、そういうことだったのか。10年の間に薮くんは変われたんだ。薮くんの「強がり」という短所を私は「弱音を吐かない」という長所に勝手にすり替えてたのか、とこの時は思った。


私はたった一文、しかもこんなところのこんなことにすら一喜一憂するときもあるのだ。私は真相を知りすぎたくない。こうして裏側を知ることが出来るのは嬉しいけれど、それで憂いを感じるぐらいなら夢が見たい。そう言うと、Twitterで相互フォローし合ってるある方にこうツッコまれた。


「結婚詐欺師の被害者と話してるみたい」


まさにその通りだった。私は薮宏太に騙され続けていた。いや、今も尚被害者役を買って出ている。薮くんは「強がり」という自身の短所を、「弱音を吐かない」人のように見せかけて私をずっと騙してくれていたのだ。それこそが薮くんのアイドル要素において重要な部分を占めるもので、私の「薮くんの好きなところ」なのだ。



それをハッキリと確信したのが、Myojo2017年7月号に掲載された薮くんの10000字インタビューである。

"あのときはピンチだった"なんて今になって言うのは、ファンに失礼だと思うのね。


(この前の記事にも書いてあることと内容が重複していて申し訳ない)


薮くんがこうやって発言して騙してくれたお陰で、ツアーの思い出や今見ても笑える企画モノが楽しかったままなのだ。「この時私は楽しかったけど、自担は辛かったのか」と悲しい気持ちをせずにいられるのだ。薮くんが騙してくれたお陰で思い出はキレイなままでいられるのだ。


グループのことは俯瞰してるかもしれない。しかし、確実にファンやヲタク、需要を提供する側のことを薮くんは確実に騙している。騙すことで、供給を見たそうとしている。



そんな薮くんも結婚詐欺師、アイドルである以前に人間である。私たちのことを騙しきれないことがあるらしい。昨年のツアー「DEAR.」の大阪公演期間中に喉を壊したらしく、その日の公演前に念入りに発声してたことをMCでメンバーに暴露されていた。


薮くんがツアー中にコンディションを崩すというエピソードは今回に限ったことではない。それは本人も自覚しているらしく、毎年どこかの媒体でツアーの目標に「ペース配分」を掲げている。去年は会報、一昨年は雑誌、その前はテレビ誌で話していた。24時間テレビのメインパーソナリティにあたってもそのような目標を話してくれていたと思う。


にも関わらず、だ。薮くんは今年も私たちをそこにおいては騙してくれなかった。ここで私はまた憂いを感じてしまったわけだ。


でもそこで終わる薮くんじゃない。ツアーが始まったあとに取材されたTV LIFEでのHey! Say! JUMPの連載「JUMPing with you」(Round204)で薮くんはこう答えている。

ペース配分しようと思うけど、やっぱりいざファンの人の歓声を聞いたらセーブなんて利かないよ


ほら、またそうやって楽しませようとして騙す…なんだこの夢が醒めてしまった悲しさのあとにくる夢心地は!!


薮くんはどんなにファンやヲタクが悲しい想いをしてもそのあとのアフターケアまでしてくれる。さすが熟練の結婚詐欺師。私はこのときいつか薮くんのことで事情聴取されても「あの人は確かに私を騙しましたが、最後まで本当に良い人でした」って頬を濡らしながら言うと天に誓った。


そもそも暴露したのはメンバーであって薮くんでは無い。「薮くんが詐欺を働いている!」と暴かれてしまうことはあっても「俺、君のこと騙してるんだ」と自分から夢の醒めるようなことを言うことは絶対に無い。



いつもこうやって騙して私たちに夢を見せてくれるのが薮くんの魅力なのだ。こうして纏めると言葉を巧みに操っているだけにも思えるが、それだけではない。


今年の年末年始東京ドーム「DEAR.」単独公演のChiku Takuで伊野尾さんの弾くピアノのキーがずれて低くなったまま演奏が開始され、慌てふためく山田さんに「しょうがない、やろう」と薮くんが窘め、裏でそのまま待機していたというのは有名な話だ。55000人をも彼は騙し通そうとしていたという事実は今後伝説となっていくに違いない。


こうして薮くんは行動面でも私たちを騙してくれる。


思えば10年前、Hey! Say! JUMPが結成されたときのHEY!HEY!HEY!生放送でデビュー曲「Ultra Music Power」が披露されたにも関わらず、スタッフのミスで放送されていなかったということがあった。その時もすでに飛ばされた銀テープや紙吹雪が散らかる花道で他のメンバーが焦りや不安の表情を浮かべる中、薮くん1人だけがカメラに向かって笑顔で大きく手を振っていた。「何にも起こってねーし!」とでも言いたげな、余裕そうな笑顔だった。大きくなってからの薮くんに初めて会ったあの時、既に私は騙されていたのだ。



というわけで私は薮くんが結婚詐欺師ということに気づいてしまい、「そうだ、あの日あの時…」と記憶を辿っては「ああ、私は現在進行形で騙されているんだ」と今更ながら感じとってしまっている。


本来ならここで怒りに身を任せつつ警察に届け出るべきなのは充分承知している。が、なんせ騙されてることに清々しさすら感じてしまっているし、このまま薮くんを追いかけている方が幸せだということも知ってるし、そもそも薮くんから肝心の結婚どころか付き合う話すらまだ出ていないので、黙って騙されていようと思う。

ウチの薮くんがドラマに出ます。~"ウチの夫は仕事ができない"田所陽介役決定

薮宏太、錦戸亮主演ドラマに出演へ!初共演で先輩をバカに!?

(以上ヘッドライン、以下抜粋)

関ジャニ∞錦戸亮主演で放送される2017年7月新土曜ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」(日本テレビ系)での追加キャストか発表された。

その顔ぶれは、5年ぶりに日テレゴールデン連ドラ出演を果たす佐藤隆太、日テレドラマ初出演となる壇蜜Hey! Say! JUMPの薮宏太ら、個性豊かな面々。

(中略)

薮が演じる田所陽介は、司(錦戸)の後輩&土方(佐藤)の腰巾着。ずる賢い上に、仕事をサボるのがうまく、悪びれることなく司をバカにする今どきの若者、というキャラクター。

(中略)

■薮宏太コメント

このドラマのお話を頂いて、台本を読んだ時に気付いたら、思わず2周目に突入してしまっていました。このドラマのキャラクターの一員になれる嬉しさでいっぱいです。

錦戸くんとは今回初めて共演させていただきます。ドラマの中の錦戸くんは同じ部署のダメな先輩役ですが、ジャニーズ事務所で尊敬する先輩です。しっかり目に焼き付けて沢山のことを学びたいと思います。ぜひご覧ください。


Yahoo!ニュース 5月31日(水)6:00配信


(全文 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170531-00000011-the_tv-ent )

"ウチの夫は仕事ができない"番組公式HP

http://www.ntv.co.jp/shigotogadekinai/


翌日のTOEICリスニング模擬試験の眠気防止対策として22時寝7時起床を成し遂げた私に、そんなことせずとも起きる気しかしない吉報が飛んできた。薮くんがホワイト・ラボ以来実に3年ぶりにドラマ出演を果たすという。


任侠ヘルパー」を機に薮くんにどっぷりハマった私としてはドラマの話は本当に嬉しい。おめでとうございます、薮くん!


すっかりJUMPの最年長という風格が着き「しっかり者」とまで謳われるようになった今の薮くんに、「後輩」「先輩をバカにする」「腰巾着」というフレーズで紹介される田所陽介くんは薮くんにも私たちヲタクやファンにも新たな風穴を開けてくれそうな人にも思える。よろしくお願いします、陽介くん!


しかし、だ。実を言うと少し不安要素もある。


もうツイートでちらほら「錦戸くんのバーター」というワードが出てきている。恐らくその通りである。最もジャニヲタでなくてもこのドラマを見るという人はそういう目で見るだろうし、私たちがいう「錦戸くんのバーター」に対する「凄さ」「選ばれた感じ」というニュアンスを含めてその言葉を発する人はまずいないだろう。


さらに「あの関ジャニ∞の」錦戸亮の主演ドラマだ。先日野外音楽フェス・メトロックで大成功、大勝利を収め、会場のロックファンを熱狂させ、Twitterのタイムラインがウォール・オブ・デスの如く大荒れとなった「あの関ジャニ∞の」錦戸亮だ。今の世間が彼を求めない訳が無い。ましてや「あの関ジャニ∞の」錦戸亮だ。喋らせたら面白くない訳が無い。恐らく番宣番組出演の優先順位は主演ということを抜きにしても錦戸亮くんが上だろう。


世間の風当たりは薮くんに対して厳しいとは思う。


でもそんな薮くんは私が見る限り、そんなことに屈するような人では無い。思えば先ほど私が薮担になるきっかけとなった「任侠ヘルパー」も草彅剛くんのバーターで黒木メイサ演じる四方木りこの名を連呼するばかりだったが、そんなりこちゃんを奮起するシーンなど、回を重ねるごとに重要な役回りを任せてもらっていた記憶がある。あの時演じた鷹山三樹矢くんは「任侠ヘルパー」に無くてはならない存在だった。


誰かにとっての唯一無二でありたい

"薮がいなきゃダメだ"って思わせたい人なの


素直に打ち明けるしかないMyojoの10000字インタビューでこう語ってくれた薮くんなら、きっと爪痕を残してくれる。素敵な演技を見せてくれる。土曜の夜をアツくさせてくれる。番宣にもたくさん出てくれる。この大きな仕事さえもまた新たな、より大きな仕事に繋げてられると私は信じて止まない。


何より薮くんに来たこのお仕事を薮担はもちろん、他の担当様とも一緒に喜べたことが本当に嬉しい。こういうときに「薮くんを好きになれてよかった」と心から思えるのだ。


まだ公式で情報が解禁されただけなので思うがままに書くのはこの辺りにしておき、来る夏のアツさに備えることに専念したいと思う。

どこかに自分を必要としている人がいる。~薮くん10000字インタビュー。

薮宏太10000字インタビュー発売日前日のツイートのテンションがまるで遠足前の5歳児のような私がついに今月のMyojoを買いました。


「浮上するのやーめた!」と言っておきながらその10分後に文字数きっちりでツイートしているあたりその落ち着きの無さは一目瞭然。そわそわしてるの露骨に見え見えなのは恥ずかしい…いくつだよ…。



でも泣かないと思ってたのもそこまでぶっちゃけないだろと思ってたのも本当なのでいつも雑誌を読むようにスタバで冷たいキャラメルマキアート片手に読んでました。しかも見ると分かるんですけど窓際の席で(いつもここなんです)。


読み終わったあと自分でもびっくりするぐらいさーっと自然に涙出てたので慌ててナプキンで拭いたら目頭抑えちゃったらしくマスカラ全部持ってかれる緊急事態…何故外で読んだ私…しかも窓の向こうから色んな人が見ては目逸らして通り過ぎるぞ…


もうどこからなんて書けばいいか分からないけれど、今回の記事は現時点での私の薮くん10000字インタビューの感想です。「需要ある?(笑)」とは思いつつ、ここを読んで!ってなったポイントもあるので書いてみます。


"あのときはピンチだった"なんて今になって言うのは、ファンに失礼だと思うのね。


薮くんの中にプロ意識が常にあるからこその発言だと思います。少なくとも自分が直接の原因でファンやヲタさんをがっかりさせないようにしてくれる。その時間を思い出って、素敵な言葉で括ってくれる。私個人、確かにどう作ってるのかは気になるけど、暗い気持ちになるぐらいならドキュメント映像なんていらないと思ってるのでこの発言は本当に嬉しい。


(ジャニアイ出演について)ジャニーさんに電話して、"出たいです"ってお願いしました。

俺らがYa-Ya-yahとして歩んできた時間というとは、疑いようもなく歴史に刻まれてるはずだから

たしかに今はJUMPの薮宏太だけど、過去をナシにするのはおかしいよね。Ya-Ya-yahというグループの一員だったことは、薮宏太という人間を形成する上で、欠かすことのできない要素なんだって

ジャニアイに出演したことはその後Ya-Ya-yahWikipediaのページに加筆されています。新しく加わった伝説の始まりが薮くんからの一本の電話って鳥肌立ちません…?



このときの奇跡はそんな薮くんが、自分からはその話をしない薮くんが、今回聞かれたこと以上のことを語ってくれたこと、しかもその発端が薮くん自身だったのを打ち明けてくれたっていう奇跡的な軌跡の始まりにすぎなかった…絶対にそこは振り返らないでしょって思ってたところを突かれたら泣かずにはいられません。


やっぱり薮くんは過去があっての今にこだわる人だというのに変わりはないのだけれど、だからこそここで打ち明けてくれたのかなと…「光くんはよく話してくれるけど薮くんはやっぱり…」って勝手に思ってしまってごめんなさい。薮くん話してくれてありがとう。私まですっきりした…。



もともとの性格もあるし、(中略)誰かの唯一無二でありたいって想いがあって。

"薮がいなきゃだめだ"って思わせたい人なの(笑)。


薮くんのこういうところ!すっごく好き!すっごい負けず嫌いなのに絶対自分から言わない!(笑)でも「もともとの性格」って自分で認めてるところがオトナで尊敬できる。プライドが高いところは確かに好きだけど、すぎると絶対短所でしかないからこのぐらいが一番いい。そのあとボロっ、と素のまま野望を言っちゃうのは好印象でしかない。あるライターの方が「(笑)はニュアンスでしかない」って仰ってたのを聞いてからここはどういう意味なんだろう?って考えるようになったけどここは照れ?普段そんなこと忘れるぐらい、でも実はシャイなところも見れて本当にオイシイ。

そういや薮くんが聞いてたって言うMr.Childrenの「終わりなき旅」にも「どこかに自分を必要としている人がいる」って歌詞あったな…


俺以外の誰もできないことを探していきたいし、やっていきたいよね。


一番欲しかった言葉かもしれない。薮くんは何を目指して何がやりたいんだろ?ってずっと思ってた。直接の先輩が色んなことをやる中、どうしていくんだろ?ってお節介を承知で感じてた。


薮くんのやりたいことは、薮くんにしかできないこと。そして、それはまだ探している途中で。


ジャニアイ出たいですってジャニーさんに電話するぐらいだから、きっと自分にしかできないことが見つかったらすぐ色んなスタッフさんに「これやりたい!そういう仕事ない!?」って言ってそう。そのときをひたすら待つのは全然苦じゃないです。すっかり薄くなったキャラメルマキアート片手にずっと待ってます。絶対見つけてね薮くん…!



さいごに


負けず嫌いな薮くん、ファン想いな薮くん、夢いっぱいな薮くん、でも俯瞰な薮くん、だけど感謝は忘れない薮くん。私の大好きな、薮担さんの大好きな薮くんがたくさんたくさん10000字インタビューに詰まってました。まるで一つのライブ公演を見たような、不思議な充実感で満たされてます。


色んな感情が薮くんにも読む人にも入混ざってるけれど、悲しい気持ちは一つも無いから清々しい。それはやっぱり主役の薮くんが紛れもなくアイドルで、正真正銘のエンターテイナーだからできること。感服です。そうやっていつだって想像以上のことをするのが薮くんなのに、「泣かないだろうなぁ」って何を呑気にしてたんだ私…


でもJUMPの10周年は始まったばかり。ツアーもこれからです。「感謝を伝える1年」と言う薮くんだからこれからもっとたくさんの感情に出会わせてくれる…模索中ながらも、いや、模索中だからこそ色んなことに挑戦して、その度に吸収して、もっと楽しませてくれる…この10000字インタビューでそう信じられるようになりました。


この一年は薮くんのことで笑ったり、考えたり、幸せな気持ちになる度にきっとこう思うんだろうなぁ、





"薮くん、出会ってくれてありがとう"って。

揺れたのは大気だけじゃない。~薮くんチカラウタから1年


2016年5月1日。NEWSの小山慶一郎くんがMCとして出ている日テレ系番組「チカラウタ」に薮くんがゲスト出演した日。


見る前から「ジャニーズを辞めようと思った」などと衝撃発言をする薮くんが映る予告が流れ、Twitterは大荒れ。チカラウタの公式Twitterも「すでにたくさんの反響を頂いております」などと呟くほどの事態だった。


この番組に薮くんが出演した事で出戻りした人や新たに薮担になった人を本当によく見かける。そして私もこの番組がきっかけで今のアカウントでTwitterを始めた。



番組放送から遡ること3ヶ月前。今はお休みしているが、まだ女の子のアイドルのヲタクもやっていた頃のこと。その界隈で知り合い、ジャニヲタであることなど素性を明かしていた同い年の男子KくんからBUMP OF CHICKENが好きという話を聞いた。無論、こうたくんではない。

Kくん「知ってる?」

私「いや、薮くんが好きなバンドってぐらいしか認識ないなー。聞きたいなとは思ってたけど」

Kくん「貸そうか?」

私「えっ、いいの?」

Kくん「今のちーちゃん(私)にぴったりな歌があって」


この頃の私はとにかく学生生活で行き詰っていた。そんなときに借りたアルバムがBUMP OF CHICKENの「COSMONAUT」。彼の言う「ぴったりな歌」とは「beautiful glider」だった。

いつだってそうやって頑張って考えて探してきたじゃないか
いっぱい間違えて迷って でも全て選んでくしかなかったグライダー
雨雲の中


今でもこの歌はBUMP OF CHICKENの歌で一番好きな歌だ。比喩されているようでまっすぐなまま受け取れる歌詞が、存在感のある、でも潜んでもいてくれる音楽に寄り添って届くBUMPの魔力に嵌った。


Kくんに借りたアルバムをきっかけに私も自分でBUMPを聞くようになる。「Orbital Period」もこの時に聞いた。もはや「薮くんの好きなバンド」という感覚は無かった。全てが「自分のために歌われた唄」のように思えた。それまで私がバンドで好きだったMr.Childrenとはまた違う音楽で、新鮮だった。ちょっと現実と向き合わせてくれる感じがいいな、とか。いい心の保湿剤を教えてもらったな、素敵だな、とか。


この出会いが3ヶ月後の私に大きな影響を与えた。


SG「真剣SUNSHINE」の宣伝隊長の如く有吉ゼミなど出演番組を決めていく薮くん。そのスタートを切ったチカラウタ。2週に渡っての出演という吉報は毎度恒例の薮担全員で大盛り上がりするTLを生みだした。ただ、「あの予告」が引っかかって仕方ないのもきっと薮担全員だった。小山くんがいるという面から結構さらけ出すことが想定され、あとは誰の何の曲が流れるのか、その話で持ちきり。私はミスチルの「終わりなき旅」とか王道をいってほしいなと期待しつつ、BUMPだろうな~と予想していた。


予告通りセンターを務める、マイクを持たせてもらえる、快調な滑り出しだった入所当時から月日が経つにつれての焦り、やっとのデビューと思いきやポジションが端になってしまった…そんな薮くんの話が続く。


Jr.だった薮くんをリアルタイムで見ていない私でさえもうその時点で耳が痛かった。そんな最中に、あんなに可愛い顔で、「これこれ」なんて表情で聞いていた、あの歌。


BUMP OF CHICKENの「才悩人応援歌」。


お風呂で歌を聴く習慣があるのも知ってる。お風呂が大好きなことも知ってる。BUMPが大好きなことも知ってる。デモもお風呂で聞くのも知ってる。でも、そんな歌をそんな風に聴いていることは知らなかった。


番組の中で音楽はフェードアウトしていくけれども頭の中でははっきりと続きが流れている。

死にたくなるよ


真っ先に浮かぶ、2番の歌詞。そこが全てじゃないと頭では分かりつつも「グループの潤滑油になれたら」という薮くんの発言による追撃もあって、思わず口から零れる「そんな人じゃない」。


7年間応援してたのにその声援は皆無とされているらしく。期待されていないなどと謙遜されて。唯一人が聴くには贅沢すぎる薮くんの歌で揺れたのは大気だけじゃない、光くんの耳、山田さんの感情、誰かの涙、私の心の琴線…なんて声援も届かないのか。エゴでしかない、でもそれにしては虚しすぎる気持ちが薮くんに対して溢れて出して止まらなかった。ちょっと周り見えてなさすぎじゃない?なんて薄ら怒りも覚えたりして。怒りのあまり「担降り」の文字すら浮かんで。


横で見てた母は「薮くん、BUMP選んだね、若いねぇ」と言ったきり黙った。


でもその数日後にはそんな感情的になることなく「才悩人応援歌」を聴く薮くんを傍観できる。

(「宥められる」って言いたいところだが残念ながらそんな言葉が使えるほど薮くんと私は近しくも親しくもない。ちょっと冷たい気もするが語彙力がないので、「傍観」。)

隣人は立派 将来有望 才能人
そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ
怠けて見えたかい そう聞いたら頷くかい
死にたくなるよ 生きていたいよ


きっと誰か優しい人が必死になってもがいてる薮くんに頑張れと言ってしまったのだろう。隣人?えっ、メンバー?でも頑張っている人の背中を押すことはそこから突き落としてしまうこともあるぐらい危ない。薮くんは落ちてしまうぐらいの窮地で頑張っていた。突き落とされたのに、痛いのに、辛いのに、「生きてたいよ」。「死にたくなるよ」の歌詞の意味は「生きてる方が苦しくて辛い」とも捉えられる。そんな険しい空を飛び続けることを10年間、やめないでいてくれた。やめられなかっただけが、全て選んでいくしかなかっただけが理由ではない気がする。


私も密かではあるがずっと応援してたことを少しずつ思い出せた。

世界のための自分じゃない 誰かのための自分じゃない

自分のために歌われた唄など無い

僕が歌う 僕のための ラララ

誰かが薮くんのために歌うことは無かった。なのに薮くんは必死に歌ってくれた。ファンのためでも、ヲタクのためでもない。薮くんが歌う、薮くんのためのラララ。私はその歌に自然と今まで惹かれてたことに気がついた。


それが私の為じゃなくてもいい。薮くんのために歌われたラララが好き。薮くんのために歌う薮くんが好き。好きだから、脚光は無理でも声援なら送れる。その結果脚光が浴びられるならいくらでも送れる。薮くんが寝てたら時と場合を踏まえた上で叩き起す。叶えたときのために今から投資するから夢があるなら追いかけてほしい。どんなに時間がかかってしまったっていいから諦めたものやなくしたものが多い薮くんに夢を叶えてほしい。そう思ってる人がここにいる。



それを伝えたい。声援は皆無じゃないってことを知ってほしい。そう思って始めたことの一つがTwitter


今のアカウントでTwitterを立ち上げ、本格的に薮くんを応援するスタンスを確立できたお陰で私の他にもたくさんの薮担さんがいることを知った。ぼんやりと担降りを考えていたのに、それどころかどんどん薮くんばかりに夢中になっていった。他の人には沸くけど(苦笑)。


同じように薮くんのラララにどんどん惹き込まれていった人がたくさんいる。このことを、どうにかして薮くんにも伝わらないだろうか?日々更新される情報や感情を楽しんでいる反面、ふと思う。


2017年2月、裕翔くんが当番のうるじゃんに薮くんがゲスト出演したときのこと。


薮担っぽいラジオネームのメールをスタッフさんが探したにも関わらず、「俺のファンとは限らないよ」発言をする薮くん。「薮くんにいつも癒してもらっている…」と裕翔くんが続きを読むと「やったあー!」とまるでデビューしてから初めて自分のファンと会えたかのようなリアクションだった。そう思わせてしまう節があるのだろうか。確かに可愛かったが、自分がインフルエンザにかかっているのもあって思考がマイナス方面に向かっていった。しかし、直接この話をすると「そうも思える」と薮担は重たげに頷く。


まだまだ空を飛び続けなければいけないらしいと気づく夜明け前。

影は誰? ~「BOUNCE」を分析してみた

Hey! Say! JUMPの11thシングル「Come On A My House」通常盤のカップリング曲として収録されている「BOUNCE」。A面のポップな曲調とは打って変わってクールなダンスナンバーとなっているため、あまりのカッコよさに聴いただけめ膝から崩れ落ちてしまう人が続出したとかしないとか。私は落ちました。


矢印魂で踊られたらもう立てないですよね(真顔)。


「JUMPの好きな曲について書いてほしい」とTwitterでリプライを頂いたとき、真っ先にこの歌を思い浮かべました。


ただ私が薮担で、「薮くんがセンターだから」というのだけでは語り尽くせない程の魅力を私はこの曲から感じたんです…


ここで語るのはそんな「BOUNCE」から、私が感じた魅力についてです。


Twitterではちょこちょこっ、と小出しで何度かした話もありますがまだしてない話と一緒にここにまとめておきたいと思います。

  • パート割の並ならぬこだわり


1番の山田さん、薮くん…と順を追いながら聴いてくると一見当時よく見かけたようなパート割にも思えます。


今となってはなんで伊野尾さん、圭人くんにソロパートが無いんだ…と憤りを感じる担当様、All担様もいると思います。


しかし、この2人にはソロパートが「無い」のではなく、「振れなかった」のでは?と思います。


歌を聞きながらあることに気がついたことを歌詞に反映させてみたのがこちらの図。



左側が1番のAメロとBメロの歌詞、右側が2番のA、Bメロの歌詞です線につけた色は歌っているメンバーの2017年現在の担当カラーとなっております。見てみると山田さんが1番で歌ってた「♪ずっと続いてく~」というメロディを2番で裕翔くんが「♪光見えない~」と歌っているのが分かります。


次の歌詞は1番の「♪うつむいた日も~」を薮くん、2番では「♪君の姿は~」で光くん。次は1番が裕翔くん、2番が知念くん、1番に戻って雄也くん、2番が有岡くんという歌割りとなっています。


こういう見方をすると1番と2番のメロディを歌っている人がシンメ同士ということに気がつきます。


Hey! Say! JUMPとしてデビュー後は常にこの3人の誰かがセンターとフロントを務めてきたゆとやまちね。Jr.時代から現在に至るまで黄金のシンメを築き上げ続けているやぶひか。「YOUたち中心のグループをデビューさせたいのに2人の力が足りない」と怒られてしまうときも一緒だったありたかべいじゃんコンビ…


BOUNCE」ではそんなシンメを意識したとしか思えない歌割りで織り成されています。


誰かとシンメを組む前にデビューした圭人くんにソロパートが無いのはこのことからかと。そして私が思うに、伊野尾さんにソロパートが無いのは伊野尾さんの思うシンメが1人しかいなかった、そしてその人はJUMPのメンバーではないからなのではないかと思うのです。

  • "My shadow"の意味


直訳してしまうと「私の影」となる"My shadow"。歌詞中に出てくること8回、こんなにも出てくると何か深い意味があるのではないかと気になって仕方ありません。しかし、その歌詞と前後から読み取れるコンテキストだけでは証拠があまりにも不充分すぎます。


そもそも影ってなんでしょうね?辞書でもひいてみます?


…オッケー、ギリ、影


♪「影」のWikipediaのページがこちらです



(以下抜粋、一部省略)

* 影は、物理的には、物体等によって光が遮られる結果できる、暗い領域のことを言う。影は、一般に、幾らかの歪みはあるとは言え、元の物体や、人物の輪郭に類似した形を持っている

このような構想において、カール・グスタフユングは彼の分析心理学において、自我を補完する元型として、影の元型を提唱した。影の元型は分析の初期の段階で現れることが多く、被分析者と同性の人物として現れることが多い。


これを解説するとですね…(白目)


心理学において影というものは「自分と同性の、よく似た有志」の象徴であるとされてるらしいのです。


ざっくり言うとシンメです(ざっくりしすぎ)。「有志」だけ切り取るとメンバーともとれます。


つまり「BOUNCE」は他でもない、メンバーがメンバーに歌うためにある曲なのです。


誰の為にが分かったところで何の為にこの曲が作られたか?


おそらくこの歌を歌い、ライブで披露し、

JUMPの結束力を魅せること

がこの歌の存在意義のように思えます。


シンメという小さくて深い繋がりで輪を作り、零すには畏れ多い人でつなぎとめたこのメンバーでいること、それを意思表示することが「BOUNCE」におけるJUMPの最大の魅力だと私は思います。


「みんなコンビとかシンメ大好きだよね、なんで?」「やぶひかとか」「いのたかって…なに?(笑)」「ウケる!」とJUMPのメンバーは馬鹿にしつつもそんな些細な繋がりが大好きな我々を喜ばせる技をこの曲に詰め込んだんです。

  • 終わりに


私が知らないだけかもしれませんが、歌詞にメッセージをのせてファンに対する想いを伝えてくれる歌(嵐の「5×10」、NEWSの「愛言葉」など)が沢山ある中、パフォーマンスをすること自体にメッセージ性を持たせる歌は無かったのではないのかなと思います。Hey! Say! JUMP素敵。いかにもJUMPっぽい。


(最も山田さんや薮くんに「んなわけねーだろバーカこの勘違い野郎が」と一蹴されたらこの記事は元も子もないのですが。)


聞けば聞くほど、見れば見るほど深みに嵌る「BOUNCE」。死ぬまでに一度でいいから生でみたい。10周年を機にJUMPの結束力を再確認したいんですが…その前に膝治さないとな。また崩れ落ちそう…。


ここまで断定口調でお届けしましたが本人至って自信無いです(土下座)。もしも皆様が他に「BOUNCE」の魅力を感じたのなら是非ともお聞かせください。ここでは主に歌詞を中心に解析したのでパフォーマンス面からお話したいです。「自担のここがいい」と感想を語るのも良いなあ。「BOUNCE」を共有したいです。一緒に酔いしれて共倒れしようではありませんか。

薮くんと同じぐらい薮くんのおくちが好き ~自担の好きなパーツは?


ジャニタレさんが「女の人のつい見ちゃう身体の一部は?」「自分の身体で好きなパーツは?」と聞かれるのを雑誌等で見かけますが、ヲタクもよく聞かれますよね。


「自担の身体のパーツでどこが一番好き?」


えー!迷うな~って方もいれば手!うなじ!血管!八重歯!鼻の折り返し地点!と即答する方もいらっしゃるかと。私も後者タイプ。

「薮くんの身体で好きなp「おくち」って感じです。

知る人ぞ知る情報、何を隠そう、私は薮くんの「おくち」大好き芸人です。私も雛壇で語りたい。中居くんずるいぞ。

首都圏内のスタバにて女子2人のうち1人が雛壇で語らせて貰えない憤りから成る圧倒的勢いで「薮くん」「おくち」を連呼してたらそれは私です。「おい相手ひいてるぞ」と引き剥がしてください。(随分な他人行儀)



はい、可愛い。

薮くんのこの可愛い「おくち」を前にすると普段以上にもんぺになってしまうのが、僕の悪い癖です(紅茶ずずず)。


ここで大事なのが「口」や「唇」ではなく、「おくち」であること。私はここに並大抵ならぬこだわりを持ってます。

どういうことかというと


これは「口」です。



これが「おくち」です。


「「「「わかんねーよ!!」」」」と突っ込まれるのは百も千も万も承知です。せっかくのはてブロだから頑張って文字で説明します。ところがこれが難しい。個人的すぎる意見なので共感は強要しません。ただ私の思う薮くんの魅力の一つとして、どうか聞いていただければ…


要するに、ぱっと見た時に「おくち可愛い!」って言いたくなるかどうか、その可愛さに真っ先に目線が「おくち」にいくかどうかなんです。

ただ「口」って言うより「おくち」って言うとちょっと子供っぽく聞こえませんか?

「お醤油」「お寿司」「お紅茶」「お雛様」、名詞に「お」をつけることはあまり日本語のルールとしてはよくないらしいですが、その語気の上品さ、柔らかさ故にいつしか違和を失いつつあります。その結果生まれた言葉が、「おくち」。


これを踏まえてもう一度先ほどの2枚の画像を見比べて見てください。後者の方の画像、薮くんの「おくち」の開いた具合の可愛いことと言ったら…反面、その画像の感じで「口」だとなんか似つかわしくない、その可愛さを表現するにはなにか物足りない。これを何という?「おくち」じゃないですか?

開いくと「ぽん」と音が聞こえそうな加減が可愛い、閉じるとなぜか真一文字になりきれなくて可愛い。「ふっくら」でも「ぷっくら」でもなく「ぷっくり」とした唇。そして歯と唇とチラッと見える舌がおめめと同じぐらいキラキラしてる。本人曰く、「リップが無くても乾燥しない」ほど水分を含んでるとか。

私は薮くんのそんなちょっと澄ました、柔らかそうな、何より思わず「おくち」と言いたくなる「おくち」が大好きなんです。



今の発言で✕ボタンを押さなかった方、気が合いますね、もう少しお付き合いください(ニヤニヤ)。



そもそも口フェチどころか男性の外見には滅法疎く「〇〇フェチなの~!」と話題を展開されてもピンとこなかったのですが、そんな私でも「おくち」を推すときは熱くなってしまいがち…とにかく可愛い。



ちなみにこの画像のテロップ部分は知念ちゃんのセリフなので薮くんは喋ってもないのに「おくち」が開いてしまったということになります。鼻呼吸できないのかな?本当に花粉症じゃないの?なんで開いちゃったの~!!(ジタバタ)


かと言って他のメンバーさんの「おくち」も惹かれるかとなると、そうじゃない。いわゆる「おくち」フェチではない。そして「薮くんの一番好きなところは?」と言われると、「おくち」とは答えない。

今までの私の担当様の中で一番「どこにでもいる男の子」感が強い薮くんにはもっと魅力的で、アイドルにとって重要な親近感を感じさせてくれるポイント、それとは別に人として尊敬出来るところも沢山ある。

そんな方を天は見逃さなかった。そんな内側が滲み出たり、見え隠れするビジュアルはまさに神様の御物。その長い手足、通った鼻筋、左右で違う切れ長の目、左耳に髪をかけたときにだけ現れるほくろ、太ったとは思えないスタイルの良さ、でもたまに丸くなる顎…

誰もが見惚れる薮くんのその容姿には一つ取って語りたくなるものがある。

私にとっての一つが、たまたま「おくち」だった。言ってしまえばそれだけ。

ただその「おくち」が私には可愛いすぎて可愛いすぎて、許されるなら砂糖でアイシングしたいぐらい(?)、熱量がこもってしまっています。かけたそばから溶けそう。


皆様も自担様の好きな身体のパーツでまた一つ沼を作ってみてはいかがでしょうか?幸福度上がりますよ~!

現在・過去・未来もあなたに首ったけ ~薮くんとの出会い

はじめまして、そうでない方もこんにちは。

本日はちなれむのブログにお越しくださりありがとうございます。

 

こちらの記事、初投稿です。(小さい拍手)

 

記念すべき第一回の投稿はどうしよう?

自分のこと書いた方がいいのか?

いやでも愛すべき自担・薮宏太のことも書きたい…と珍しく優柔不断になったので、Twitterにてアンケートを取ったところ

 

twitter.com

 

 

 

このような結果になりましたので、一回目っぽく(?)自己紹介感覚で素直に薮くんとの出会いについてつらつらと書きたいと思います!

投票して下さった方ご協力ありがとうございます。

 

こちら時系列で7年(!)経過してるため頑張って推敲して短くしてみますが140字の開放感から熱く語ってしまったり…なんてことにもなりかねないので長くて暖かくて綺麗な目で見ていただければ幸いです。

 

それでは、どうぞっ。

 

 

  • 2002年 (小学校低学年)

 

当時は父の仕事の都合で生まれた地域から遠く離れた山形に在住。テレ東系列のテレビ局が無いためその手の番組はほぼ映らず、関東で夕方放送されるはずのアニメが1週間遅れてTBS系列で土曜の早朝に早起きしないと見られないような地域でした。セーラームーンなんてケーブルテレビ繋がないと見られない。

 

そう、あのYa-Ya-yahが映らない。月に代わっておしおきしたい(切実)

 

そんなアニメ難民同然の私が恐らく他の地域に住む皆様と同じ時間にリアルタイムで見ていた数少ないアニメの一つが「忍たま乱太郎」。

 

と言ってもアニメ本編の記憶はあまり無くメインの3人の名前も今となってはあやふや…では、なぜこのアニメを毎日楽しみにしていたか?

 

A:エンディングの歌が大好きだったから!

 

はい、ここ!テスト出ます!マーカー引いて!!

歌詞の髄とするところまで理解できない年頃の私でも「きれい~…」と思える歌と少し高い声が私は特に大好きで、とにかく毎日その歌を楽しみにしていました。

 

なので毎週家族で楽しみに見ていたミュージック・ステーションでこの歌が聴けたときは嬉しかった。しかもいつもより長い尺!なるほど、5人いるけどいつも聴いてるところを歌ってる人はこの子なんだ~!この人好き~!とはなるものの、「こんな"小さな男の子"が歌ってるのか~凄い~ね~まま~」「そうだね~」と当時は勝手に同い年ぐらいの子がキラキラしてる…と歌ばかりで結局この歌を歌ってる人が誰なのかはイマイチ分からないまま、次第に習い事を始めたのもあって忍たまから離れていきました…マーカー引いたのに…

 

  • 2007年 (小学校高学年)

 

Mステに限らずゴールデンタイムの音楽番組は習い事から帰ってきても最初からリアルタイムで追えていました。

なのでいきなりHEY!HEY!HEY!で生中継!ジャニーズから新ユニットデビュー!なんてのもばっちり見てました(笑)

10人もいるわ親もジャニヲタだわで何人か顔だけなら分かるって子もちらほらいた、デビュー当時のHey! Say! JUMPとの出会いはこんな感じ。

特に山田くんに関してはクラスで私以外の女子はみんな探偵学園Qを見ていたので「うわ~天草流だ~」…なんてリアクション。

 

そんなフレッシュすぎる10人に起きた災難もばっちり見てました。

 

デビュー曲を歌ったにも関わらず、「ほ、放送されていなかったみたいなので、もう一回歌っていただきます!!」

 

…え?そんなハプニングあります…??と思った次の瞬間、テレビに映し出された映像には銀テが飛んだあとであまりに綺麗できらびやかすぎる横浜アリーナ…(苦笑)

そしてその中で戸惑いの表情を浮かべるメンバー…

 

とは打って変わって笑顔で花道を堂々と歩く、背の大きな"お兄さん"。

 

この"お兄さん"の笑顔が強烈すぎて次の日の朝意識しなくてもHey! Say! JUMPのデビュー会見で端にいようと「あ!昨日の!かっこいい人!」とすぐ見つけられました(笑)

しかし!あんなにカッコよく名前が筆文字で書いてあるのに漢字が読めない!ねぇ!あの人は誰!

  

「ねね!昨日テレビ見た!?」

「見た!Hey! Say! JUMP!!」

「ねぇ、ちな、Hey! Say! JUMPで誰が一番好き??」

 

「えっと…えーっと……"かずくん"?」

 

「…山田くんは?」

「あ!うん!かっこいい!あはははははは

 

山田革命に染まる小学生にも見放されたこんな救いようのない阿呆を救ってくれたのは後日放送されたはねるのトびら

もうその頃にはちゃんと「"やぶくん"ってフキ好きなんだ(笑)」とお名前はっきり認識致しました。遅い。

あれ、今思うと薮くんおいしかったな…

「可愛いね知念くん~!好きな食べ物は?」

「餃子です!」

「餃子かあ~!薮くんは?」

「僕フキです♡」

うん…まだ暗唱できる~…「僕フキです♡」(笑)

 

  • 2009年 (中学生)

 

元々母も私もV6が好きというのもあってHey! Say! JUMPに限らずジャニーズがテレビに出てれば欠かさずテレビ誌をフル活用してチェックするようになったこの頃、晴れて首都圏にある今の実家へお引越し。

「新しい学校馴染めない~ははっ♪」なんて思いながら新・夏ドラマの出演者をチェックすると、

 

「あ!薮くん、草彅くんとドラマ出るじゃん!え、五十嵐くんも?えっ、山本裕典くんも!?ええっ、メイサちゃんも仲里依紗ちゃんもいる~~ぐはっ」

 

これがあの任侠ヘルパーとの出会い。

それまで21時には眠くて寝てた私が極道がなんちゃらと言ってるドラマを見るために23時まで起きると言い出すので困惑する両親。幸い五十嵐隼士くんが父の大好きなROOKIESに出ていて「あ~…あの子が出てるなら…」みたいな感じで一緒に見てくれていたような。

そう、一緒に見てたんです、

 

f:id:REM_cuz_Kota:20170407084306j:image

 

気まずかった~(笑)

こんなチャラチャラしてて登場シーン衝撃すぎて女癖悪くてチェーンで縛らないといけないような男・鷹山三樹矢。

それでも何も知らない中学生女子からしたら「わぁ…やっぱり薮くんかっこいい…」…いやいや、よく好きになったなこんな男!!!タキシード仮面様にも目をくれなかったのにこの男選んだの!?このあと女2人いるベッドにJUMPing ダーーーイ(以下自粛)だよ!?しっかり純情してて私!?ん!?

 

まあ純情しきれずチャラい男に引っかかった私はドラマ初回放送の次の日、白雪姫に出てくる魔女が魔法の鏡に「この世で一番美しいのは、だぁれ?」とでも聞くように魔法つかい・Google大先生に「薮宏太って、だぁれ?」と検索します。恋をしたり誰かを好きになったりしたらどんな人なのかもっと知りたくなりますよね?そういう感じで急に調べます。どないやねん。そこでお会いしたのがWikipedia先生(以下抜粋)。

 

W:薮宏太 1990年1月31日 神奈川県出身

Ya-Ya-yahのメンバーに選ばれ、2002年5月15日アニメ『忍たま乱太郎』主題歌「勇気100%/世界が一つになるまで」でCDデビューを果たす。

 

私「…んっ?(^ワ^=)

 

W:『忍たま乱太郎』主題歌「勇気100%/世界が一つになるまで」でCDデビュー。

 

私「…んんっ??(^ワ^=)

 

W:世界が一つになるまで

私「…」

 

魔法の鏡:あの"小さな男の子" は"お兄さん"です、"やぶくん"です、昨日のチャラ男です、"かずくん"です、薮宏太です

 

私「えっ(^ワ^=)

 

…えええええええええええええ

 

ただのチャラ男じゃなかった…純情でよかった…いや、え、でかくなりすぎ…いやデカイな…同い年だと思ってたのに結構年上…マーカー引いた甲斐がここで出る…?テストだったらキレるよ…?え、本当にあの歌うたってた子…?」

 

まあこんなに不思議な奇跡クロスして運命の再会しちゃったら、え、ちょ、薮くん!運命!好きーーー!って光の速さで沼に身を投げますよね。とりあえずありとあらゆる手段でYa-Ya-yah見ますよね。あ!あの時の!小さい子!ってなりますよね。当方当時中学生とはいえ中身はもうヲタク、チョロいチョロい。自らJUMPing ダーーーーイ(以下自粛)。

 

とはいえ7年も経過すればなんであの日あの時薮宏太だって気づかなかったの!?名前何回かかって覚えた?!あの時覚えてたらもっと応援できたのに!嗚呼!誰か毒りんごください!ってたまになります(笑)。結構な数のターニングポイント逃してますよね…?悲しい。

 

まあ何はともあれ

やっと会えた…………!【CV:Daiki.A

 

その声も見た目も面影を微塵に感じないほどすべて変わってしまって薮くんの今の全てが新しい魅力に見えるけれど、それでも微かに感じる微塵が垣間見えるから導かれ何度も巡り会うと言われれば納得もいく私と薮くんのミラクル・ロマンス…つーきーのひーかーりにーみーちびかーれー♪(?)

 

ヲタクらしからぬとんでもない沼の入り方しました。

抜け出せそうにもありません(歓喜

だってそんな私からしたら薮くんの身長の伸び幅すらエンターテインメントなので…

 

こんな感じで私は薮くんに出会いました。めでたしめでたし。

 

 で終わらせないでその後7年以上私を楽しませてくれる薮くん!本当になんて素敵なの!30世紀で結婚して~~~!!(笑)

 

 

「自担に冷めた、しんどい」とか「自担以外の方ばかり見ちゃう、しんどい」など思いこむあまり、情緒不安定になって生活に支障が出てるそこの貴方様。

私も冷め期は経験しましたし、薮くんしか見ていないとは口が裂けても言えません(白目)。

が、気が滅入っていては体に毒です。ましてや赤の他人の方からしたら「そんなことで悩んで」などと一蹴されてしまいます。どこぞのお姉さんも「目移りする時はふたりが初めて出逢ったあの日を思い出してね」なんて取扱説明書を歌ってます。自分の明るい気分を取り戻すためにも、今一度自担と出逢ったあの日を思い出してみてください。そこで自担様と寄りを戻すもよし、それでも冷めたなど担当様を変えるも全然よしだと思います。生活に影響を及ぼすほどなのなら尚更救済措置が必要です。そしてこちらの方法うってつけです。おすすめします。今ならお安くしておきますよ、おねーさん。

 

…まあ、そんなことで悩んでないナイ!DD最高!でも自担は譲れない!なんて私みたいな方もいるでしょうが(笑)。

 

兎角「これからもどうぞよろしくね」と続きが歌いたくなる自担様と皆様の素敵なヲタ活を祈って初投稿とさせていただきます。